臨月なのに夫は週3で飲み会&深夜帰宅「仕事のうちだ!減らせない」え?深夜0時に夫の先輩が来て!?

臨月なのに夫は週3で飲み会&深夜帰宅「仕事のうちだ!減らせない」え?深夜0時に夫の先輩が来て!?

娘を妊娠していたときの出来事です。夫は、私の妊娠中も飲み会、残業ばかり。初めての妊娠と出産を控え、不安を抱える私の説得も叶わず、臨月になっても週3日以上飲み歩いていました。そんな中、ある夜0時過ぎにインターホンが鳴ったので確認すると、夫と一緒にある人物が映っていたのです。

飲み会から夫と帰宅したのは!?

夫の職場は飲み会が多く、私が臨月に入っても週3日以上飲みに行き、残業もほぼ毎日。深夜に帰ってくることがほとんどでした。何度私が「初めての妊娠出産で不安だから、もう少し飲み会の頻度を減らしたり早く帰ったりできないかな」と夫に伝えても、「これも仕事のうち! 昇進にはこういうのも必要なんだよ。お前の個人的な感情のために仕事を蔑ろにするわけにはいかないだろ」と返ってくる始末。仕事と言われると、もはや話し合う余地もありませんでした。


後日、夫が飲み会でいない夜、そろそろ寝ようかなと思っていると、静かな室内にインターホンの音が鳴り響きました。夫は鍵を持っているので、帰宅する際はもちろんインターホンは押しません。時計に目を向けると、もう0時を過ぎています。「こんな時間に誰?」と、私は恐る恐るモニターに近づきました。


そこに映っていたのは、結婚式のときにスピーチをしてくれた、夫が一番尊敬する50代の先輩Aさん。仕事ができて頼りになる存在、そして毎年のように昇進していくエリートなのだと夫から聞いていました。そんなAさんの突然の登場に驚いて玄関ドアを開けると、Aさんは「奥さん、久しぶりだね。夜分遅くに本当に申し訳ない」と深々と頭を下げました。後ろには、肩を落として小さくなった夫の姿が見えます。酔いつぶれたのかと思いきや、そうではない様子。


夜遅くに外で話していては近所に迷惑だと思い、ひとまず玄関まであがってもらい、「結婚式ぶりですね。でもどうしてAさんが……?」と思わず聞くと、この日、残業後に珍しく飲み会に途中参加したAさんは、夫が週に何度も飲み歩いていることを知り、1時間ほど夫に説教をしたのだと教えてくれました。そのあと、一緒にタクシーに乗り、連れて帰ってきたのだと言います。玄関でAさんはもう一度「仕事や飲み会を大切にする気持ちもわかるが、家族あってこそ。もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだぞ、ちゃんと父親の自覚を持て!」と夫を一喝。夫は「は、はい!」と返事をするとAさんは私に再度あいさつして帰っていきました。


Aさんが帰ると「今まで本当にごめん!」と夫は私に謝りました。「私が何度言っても聞かなかったのに……」と皮肉交じりに言うと、夫はAさんに「飲み会にたくさん行ったからといって仕事はできるようにならない。家族のために早く仕事を片づけよう、と考えるほうが業務効率だって上がるだろう。考えるところが間違ってるぞ」と言われ、ぐうの音も出なかったと話しました。


Aさんの説教がよほど効いたようで、以降飲み会の頻度がガクッと減り、早めに帰宅してくれることも多くなった夫。おかげで私も出産まで安心して過ごせました。さらに、Aさんの言葉を受けて、夫の仕事ぶりが変わったのか、その1年後には夫も昇進することができました。Aさんには今でも感謝しています。


Aさんを尊敬する夫にとって、仕事も家庭も大切にするAさんの心得は、しっかり心に響いたようです。夫の「仕事を頑張って昇進したい」という気持ちは理解できます。しかし、頑張り方を間違えると、昇進どころか家族からの信頼を失ったり体を壊してしたりする可能性もあると思います。そうならないためにも、お互いの状況や気持ちをしっかり共有し合い、それぞれが仕事や家庭で目指す姿を理解することが大切だと実感しました。これからは、夫婦で無理のない働き方と家庭のあり方を一緒に考えていこうと思った出来事でした。


著者:外村真由/30代・ライター。破天荒な2歳の娘に毎日ついていくのが精いっぱいのママ。普段激務の夫が早く帰って娘を寝かしつけてくれている間、ゆっくりお風呂に入る時間が何よりの癒し。

作画:fukafuka


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)



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