アセトン血性嘔吐症の前兆や初期症状について
アセトン血性嘔吐症では、前兆として吐き気や顔色の悪さなどが見られることもありますが、突然嘔吐する場合も多くあります。
胆汁や血が混じった嘔吐物を1時間〜数日間ほど吐き続け、ピーク時には1時間のうち6回ほど嘔吐します。発作中に頭痛が伴う例は4割ほどで、成人後に片頭痛として移行することもあります。
(出典:小児慢性特定疾病情報センター「13周期性嘔吐症候群」)
アセトン血性嘔吐症の検査・診断
アセトン血性嘔吐症の確定診断には特異的な検査はありませんが、症状の経過や嘔吐発作の特徴、他疾患の除外により診断されます。
診断基準には、国際頭痛分類の周期性嘔吐症候群の基準が使用されます。
A.5回以上の強い悪心と嘔吐を示す発作があり、BとCを満たす
B.症状が定性化し、予測可能な周期で繰り返される C.①②③の全てを満たす①悪心や嘔吐が1時間に4回以上ある
②1回の発作が1時間〜10時時間続く
③それぞれの発作は1週間以上の期間をおいて起こる
D.発作間欠期は完全に無症状になる
E.その他の疾患による症状ではない(特に病態や身体所見が胃腸疾患の徴候を示さない)
(出典:一般社団法人日本頭痛学会「国際頭痛分類第3版」)
出現している症状が診断基準と一致し、消化器疾患や肝胆疾患、神経疾患、腎疾患、内分泌疾患などの混同しやすい疾患が否定されれば確定診断になります。
他の疾患と鑑別するために、頭部CTやMRI、上部消化管造影などの画像診断、各マーカーの血液検査、尿検査などをおこないます。

