猫にとって危険な『みかん中毒』3つの症状 有害となる理由や誤飲したときの対処法

猫にとって危険な『みかん中毒』3つの症状 有害となる理由や誤飲したときの対処法

1.運動失調や震えなどの神経症状

長毛サバトラの子猫とミカン

みかんには「リモネン」という精油成分が含まれており、人にとってはリラックス効果をもたらしてくれます。しかし、猫には注意が必要です。猫の肝臓にはリモネンを分解する力がなく、体内に留まってしまうためです。

リモネンが蓄積されると、運動失調や震えなどの神経症状が現れることがあります。いわゆる「みかん中毒」に陥っている状態で、他にも低体温や低血圧などが見られることもあります。

中には、意識障害で寝たきりになってしまったり、命を落としてしまうケースも。このような症状が出ることは稀ではありますが、気を付けるに越したことはないでしょう。

2.嘔吐や下痢などの消化器症状

3段詰みのミカンと猫の足

みかんの実には、多くの水分も含まれています。水を飲まない猫にとって格好の食べ物と思ってしまうかもしれませんが、食べ過ぎると下痢になってしまう場合があります。

また、みかんの皮には繊維質が含まれているため、消化不良を起こすこともあります。猫は繊維質をうまく消化できず、便秘になったり胃腸炎の原因となることも。

神経症状のような重篤な状態になる可能性は低いものの、消化器の不調が長期に渡るのはよくありません。みかんをおやつにするのはやめた方がいいでしょう。

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