肝臓がんの進行速度
肝臓がんはほかのがんよりも進行スピードが速く、多くの場合、初期には症状が現れにくいため診断が遅れやすいとされています。
ただし、進行の速さはがんの種類や肝臓の健康状態、ステージ、身体の免疫力、肝臓外への転移の有無によって異なります。
したがって、早期発見が肝臓がんの進行を遅らせ、治療効果を高める鍵となるため、リスクのある患者さんは特に定期的な健康診断を受けることが推奨されます。
肝臓がんの診断・検査
肝臓がんはどのように診断・検査するのでしょうか?以下で詳しく解説します。
エコー検査
肝臓がんの診断に用いるエコー検査は、体表に超音波を当てて内部を画像化し、肝臓内のがんの位置や大きさ、血管との関係などを詳しく調べます。
この検査は負担が少なく、特にウイルス性肝炎の既往がある患者さんに対してのスクリーニング手段となります。
腫瘍マーカー検査
腫瘍マーカー検査はがんの診断補助や治療効果のモニタリングに用いられる方法で、がん種に応じてタンパク質や物質を測定します。
肝細胞がんでは、AFP(アルファ・フェトプロテイン)、PIVKA-II(非ビタミンK依存性プロトロンビン)、およびAFP-L3分画といったマーカーを血液から検出します。
CT・MRI検査
肝臓がんの診断には、造影剤を使用したCT検査やMRI検査が広く用いられます。
CT検査はX線を使って身体の断面を画像化し、がんの位置や進行度、周囲の臓器への影響を把握します。
一方、MRI検査は磁場と電波を活用し、放射線被ばくのない状態で体内を多角的に映し出します。

