筋断裂の前兆や初期症状について
筋断裂の前兆として筋肉の強張り(こわばり)があります。筋肉が強張っていると筋肉の柔軟性が低下するため、発症リスクが高まります。そのため、前日にこむら返りを起こしていたり疲労が溜まっていたりして、筋肉が強張っている人は要注意です。
筋断裂は発症した瞬間から痛みで筋肉を動かせなくなります。加えて、断裂した部分からの出血が起き、内出血がみられることや炎症に伴う熱感も特徴です。
炎症が落ち着いてくればこれらの症状は軽減していきますが、ほとんどの場合筋肉の損傷に伴う筋力の低下がみられます。そのため、競技や日常生活に復帰するために筋力強化をはじめとしたリハビリが重要です。
筋断裂の検査・診断
筋断裂は発症の経緯や筋肉を動かせないほどの痛みの自覚症状から比較的容易に診断できます。さらに診察時には、炎症反応、内出血、筋肉のくぼみなどが確認できることもあり、詳しい検査をしなくても診断できるケースがほとんどです。
ただし、不全断裂と完全断裂を鑑別するために、MRIや超音波などで筋肉の画像を確認することもあります。画像診断であれば筋肉の断面図や炎症を確認できるため、不全断裂と完全断裂の鑑別に役立ちます。
不全断裂と完全断裂を区別する理由は、手術の必要性があるかを確認するためです。完全断裂であった場合は、断裂した筋肉を繋げないと治癒しにくいため、手術での治療を選択するのが一般的です。

