「視力検査」ではなぜ『C』が使われる?正式名称や判定基準も医師が解説!

「視力検査」ではなぜ『C』が使われる?正式名称や判定基準も医師が解説!

健康診断・学校検診の視力検査でC判定・D判定が出たら

視力検査の結果でC判定やD判定が出たらどのように行動すればよいのでしょうか。本章では、そのような判定が出る理由とその後の行動をどうすればよいのか、解説します。

視力検査のC判定・D判定によくある理由(近視・乱視など)

視力検査でCやD判定になる主な理由は、多くの場合が近視です。近視では遠くのものにピントが合わず網膜の手前で像が結ばれるため、遠くの対象がぼやけて見え、視力が低下します。もう一つCやD判定の原因として多いのが乱視です。
乱視では角膜や水晶体の形にゆがみがあるため、光が一点で焦点を結ばず視界全体がにじんだり二重に見えたりします。軽度の乱視なら自覚症状が乏しいこともありますが、視力検査では0.7未満になることがあります。さらに、大人の場合、白内障や黄斑変性といった病気が進行して視力低下し、CやD判定となるケースもあります。

このように、視力検査の判定が悪かった背景には近視や乱視といった屈折異常がありますが、年齢や症状によっては他の目の病気の可能性も視野に入れておく必要があります。

視力検査でC・D判定を受けたら眼科で視力矯正を相談するべき?

CやD判定を受けたらできるだけ早く眼科を受診すべきです。学校健診や企業の健康診断はスクリーニングの役割ですので、判定がC以下だった場合、精密検査によって原因を特定し適切な対処をする必要があります。眼科ではまず視力検査の再確認が行われ、その後さまざまな検査が行われます。その結果、近視・乱視で視力低下していると判明すれば、眼鏡やコンタクトレンズの処方を検討します。
その際、眼科を受診する際は、一般的な眼科に行けば大丈夫です。子どもの場合、小児眼科を掲げるクリニックならより安心ですが、なければ大人と同じ眼科でも大きな問題はありません。

視力検査の体験とよくある疑問

視力検査の意味や役割について解説しました。本章ではそんな視力検査でよくある疑問などについて解説します。

視力検査でCマークが「小さい」「ぼやける」と感じる理由

視力検査中にCマークが「小さい」「ぼやけて見える」と感じる場合、目のピントが合っていない可能性があります。それは何らかの屈折異常や目の病気があることが考えられます。また、そのような異常がなくても、環境要因でCマークが見えにくく感じることがあります。例えば、検査室の照明が明るすぎたり暗すぎたりするとコントラストが低下し、視力が実際より悪く出ることがあります。また、目が疲れている状態では、一時的にピント調節機能が低下してCマークがぼやけることもあります。このように、「小さい」「ぼやける」と感じる背景には屈折異常と検査環境、目の状態などが影響します。

視力検査で片目を遮眼子や片手で隠すのはなぜ?

視力検査では必ず片目ずつ測定を行います。これは、一方の目でもう一方の目を補完してしまうため、両目同時だと正確な測定ができないからです。人間の脳は左右の目で見た像を統合し、見えにくい部分を補い合うように働きます。そのため、検査では遮眼子(じゃがんし)と呼ばれる道具や手で片目を隠し、一眼ずつ単独で視力を測るようにします。

視力検査は眼鏡・コンタクトをつけたままできる?

眼鏡やコンタクトレンズを装着したままの視力検査は可能で、むしろ必要に応じて行われます。健康診断などでは通常、裸眼視力と矯正視力の両方を測定します。これは、現在の眼鏡やコンタクトで十分に視力が出ているかを確認するためです。

スマホでセルフチェックできる視力検査は正確?

近年はスマホアプリやWebサイトで、自分で視力チェックできるツールが登場しています。しかし、スマホでの視力検査はあくまで簡易的なもので、実際の視力検査の結果とは異なることは少なくありません。本来、視力検査は5mの距離で標準照度の下で行う必要がありますが、スマホではその条件を満たすのが難しく、周囲が明るすぎたり暗すぎたりすると結果が変わってしまうこともあります。

配信元: Medical DOC

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