グローバル化の時代、小さいうちから楽しく「英語」やその他の言語に親しんでほしいですよね。そんな時は、いつもの読み聞かせを「外国語で書かれた絵本」に変えてみることも、気軽にできる異文化体験の1つです。
今回は、元絵本・教材編集者のこうむらゆうこが、これまでに海外の子ども向け絵本を選んできた経験から、それぞれのご家庭にあった外国語絵本を見つける方法をご紹介します。
書店員さんに、旬のおすすめ作品を聞いてみよう
「外国語の絵本を探そう!」と漠然と考えても、なかなか自分にぴったりの絵本と出会うのは難しいものです。そんな特は、絵本探しのプロである書店のスタッフさんや図書館の司書さんに「いま流行っている本」や、子どもの年齢、好みに応じた「実際の読みやすさ」を教えてもらうのがおすすめです。
内容のほかに気にしておくポイントは、絵柄のわかりやすさ。わからない言葉があっても、視覚からストーリーが拾えるので、理解度がグッと上がります。
飛び出す絵本や、クリエイティブな工作絵本も読みやすい
塗り絵や切り紙、工作が好きなお子さんには、さわってあそべる要素が詰まった仕掛け絵本や、創作意欲をかき立てる工作絵本がおすすめです。Pop-up book(飛び出す絵本)、Lift-the-flap book(めくる絵本)など、さまざまなタイプの仕掛け絵本があります。ABCや数字の読み方から、生活に関する言葉が学べるものまで内容も豊富で選び甲斐がありますよ。
Craft BookやActivity Bookと呼ばれる工作絵本は、ハサミやノリといった道具の外国語名を知ったり、「切る・貼る・塗る」といった繰り返し登場する動詞を覚えやすいです。海外ならではのカラフルな紙面は、見るだけで作りたい気持ちを刺激してくれますよ。

