布施駅から歩いてすぐ。雑多な商店街を抜けた先、ぽつんと浮かぶハイネケンの緑。
「Bar Stax」は、騒がしくない夜にちょうどいい。カウンター越しに注がれるのは、たとえば今日の気分みたいな一杯。会話があっても、なくてもいい。ただ、自分を削らずにいられる。そんな夜が、このまちには、ちゃんとある。

駅前のざわめきが、ふっと遠のく階段の先に
布施駅の北口から「ブランドーリ布施1番街」へ。焼き鳥の煙、八百屋の声、帰宅途中の足音。そんな日常のなかに、ふと赤い看板が浮かびあがる。

ハイネケンのネオンに誘われて階段を上がれば、そこが「BarStax」。木のカウンターに反射するグラスの琥珀が、今夜のはじまりをそっと告げる。
「どんな気分?」から始まる、静かな対話
この店には、決まったドリンクメニューがない。カウンターの向こうのバーテンダー 二飯田さんが、「今日はどんな気分ですか?」と訊く。

強めがいい日もあれば、甘さに癒されたい夜もある。うまく言葉にできなくても、気分をすくいとるように一杯が差し出される。
グラスの中に、自分の輪郭が少しずつ戻ってくる。

