ノック&ヒット! 3時間で50尾突破するハゼの穴釣り【三方五湖】

ノック&ヒット! 3時間で50尾突破するハゼの穴釣り【三方五湖】

今回試した穴釣り仕掛けと釣り方

仕掛けは通常のミャク釣りと大きくは変わらない。スナップとハリス留め付きスイベルを道糸で結び、スナップには0.5号のナス型オモリをセット。ハリス留めにはハリス付きハゼバリをセットするだけ。穴釣りの場合、ハリスは3~4cm程度と短めにするのがポイント。仕掛け全体がコンパクトなほうが穴への出し入れがやりやすいのだ。

穴撃ちは岩などに糸が擦れるので、道糸もハリスも太くしたほうがいいだろう。今回は道糸はフロロカーボンの2.5号、ハリスはセットものの1号だったが、もうひと回り以上太くてもいいだろう。とくにハリスは2号クラスを自分でハリに結ぶのを勧める。

エサは喰いのよさを重視してイシゴカイをチョイスした。これをハリにちょん掛けして3cmくらいにカットする。

釣り方は…あくまでもハゼの穴釣り2年目の話として聞いてもらいたい。

まず、竿の長さと同じくらいの糸を出して仕掛けをぶら下げる。そのまま、目星を付けた穴へと仕掛けをスルスルと落とし込んでいく。着底したら、その場で一瞬ステイ。その後、2回ほど小さく上下に持ち上げて落とすというアクションを加えて回収。前述の通り、アタリが出たらすぐに合わせてそのまま抜きあげてしまおう。

ロボットになったかのように無駄な動きを排して、一定のリズムをキープしながら延々とそれを繰り返す。抜群の手返しと正確性がこの釣りの強みであり、面白さなのだ。

自動ハリス止め付きサルカンとスナップを道糸で結ぶ。ハリス止めにハゼバリ8号をハリス短めにセット。オモリはナス型の0.5号。 ©望月俊典
自動ハリス止め付きサルカンとスナップを道糸で結ぶ。ハリス止めにハゼバリ8号をハリス短めにセット。オモリはナス型の0.5号。 ©望月俊典
こんなふうに、いいサイズのハゼが連発した。 ©望月俊典
こんなふうに、いいサイズのハゼが連発した。 ©望月俊典

マシンガンのように撃ちまくり、3時間で50尾超え!

朝7時過ぎに釣りを開始すると、穴5つに1回くらいのペースでアタリが出るではないか。それが全部掛かるわけではないが、着々とバケツのハゼが増えていった。

最初は護岸際の沈んだブロックを撃っていたが、一カ所で釣りすぎるのも良くないので、岩場、消波ブロックと場所を移動しながら穴を撃ち続けた。どこに行ってもアタリは止まらない。みるみるバケツのハゼが増えていったので…釣り資源保護のため、今日はこのくらいにしておこうと、3時間ほどで納竿した。

撮影や移動もしながら、釣れたハゼは50尾以上。しかも、穴釣りで釣れるハゼはなぜかいいサイズが多いのだ。おそらくテリトリー争いの上位に位置するハゼが釣れやすいのではないだろうか?また、いつもよく釣れていたセイゴ、シマイサキ、チヌ、クサフグなどの外道がまったく釣れなくなるという副産物もついてくる。あ、チチブが1尾だけ釣れたっけ。

個人的にはちょっと釣りすぎたような気もするが…来週また行こうっと。

穴釣りで釣れたまあまあサイズのハゼ。15cmオーバーも珍しくない。10月はサイズアップも期待できる。 ©望月俊典
穴釣りで釣れたまあまあサイズのハゼ。15cmオーバーも珍しくない。10月はサイズアップも期待できる。 ©望月俊典
テトラの穴から釣れたハゼ。「釣った」感が高く、文句なしに面白い。 ©望月俊典
テトラの穴から釣れたハゼ。「釣った」感が高く、文句なしに面白い。 ©望月俊典
こっちは岩の隙間から釣れたハゼ。 ©望月俊典
こっちは岩の隙間から釣れたハゼ。 ©望月俊典
穴釣りには偏光サングラスが必須。釣果に明確な差が出る。 ©望月俊典
穴釣りには偏光サングラスが必須。釣果に明確な差が出る。 ©望月俊典
朝、3時間での釣果。この後、普通に仕事ができるくらいの短時間で楽しめる。ちなみに、10cm未満はリリースした。 ©望月俊典
朝、3時間での釣果。この後、普通に仕事ができるくらいの短時間で楽しめる。ちなみに、10cm未満はリリースした。 ©望月俊典
まずは、お刺身でいただいた。上品な甘みと適度に乗った脂、しっかりした食感も楽しめる。スーパーなどに刺身が出回ることはまずない。自分で釣れば、この絶品を楽しめるのだ。 ©望月俊典
まずは、お刺身でいただいた。上品な甘みと適度に乗った脂、しっかりした食感も楽しめる。スーパーなどに刺身が出回ることはまずない。自分で釣れば、この絶品を楽しめるのだ。 ©望月俊典
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