妊娠中のアヤノさんは、頻繁に義実家へ帰る夫のトモヤさんに不満を抱えていました。つわりがひどくて思うように動けず、唯一食べられるものはアイスだけ。頼みの綱であるトモヤさんにアイスを買って帰るよう頼むも、4時間もほったらかしされます。痺れを切らしたアヤノさんが再度連絡すると、「キョウカのつわりがひどくて帰れない」と言われてしまいます。キョウカさんはトモヤさんの兄ナオキさんの妻で、出張で不在がちなナオキさんの代わりに、トモヤさんは義実家へ駆り出されることが多くなっていました。ある日トモヤさんと一緒に義実家を訪ねたアヤノさん。進んでキョウカさんの手伝いをするトモヤさんはソウくんの食事を手伝っていてアヤノさんは一人っきり。すると、キョウカさんがアヤノさんにケーキを勧め、美味しさに感動したアヤノさん。「キョウカさんのケーキ美味しいんだよね~」とトモヤさんの言葉に驚きました。謙遜するキョウカさんと義母に連絡先を交換してと言われ嬉しくなるアヤノさん。その夜、トモヤさんに「家族みんな気に入ってくれてた」と言われ、「よかった」とアヤノさんはホッとしました。その後、アヤノさんとトモヤさんは結婚。ある日、義実家に一緒に行ってと言われてアヤノさんも一緒に訪ねると、キョウカさんから2人目ができたと聞きお祝いを伝えました。つわりの酷いキョウカさんの代わりに義母と買い物に行くことになったアヤノさんは、ソウくんと遊ぶトモヤさんの隣で怪しい笑みを見せるキョウカさんにちょっぴり違和感を感じました。
「行ってきていいよ。私寝てればいいから」妻の優しさ

義実家を訪れた後、しばらくして結婚した私たち。ある日、トモヤに、実家に顔を出したいと言われ義実家をたずねると、キョウカさんに2人目ができたと聞きお祝いの言葉を伝えました。つわりがひどく、買い物もままならないキョウカさんに代わり、義母と買い物に行くことになった私は、ソウくんと遊ぶトモヤの隣で怪しい微笑みを浮かべるキョウカさんが気になっていました。
それからしばらくして・・。
「妊娠!?嬉しい!これから体大切にね。僕もパパか~」と嬉しそうに言うトモヤに、「うん」と頷きつつ、「ソウくんを大切にしているトモヤなら、きっと素敵なパパになってくれる・・」と思っていました。

けれど、この頃から少しずつ私たちの生活がおかしくなっていったのです。
「アヤノのつわりがひどくて・・うん、ごめん。アヤノのそばにいたいんだ」電話で話すトモヤの後ろから、「何かあった?」と聞くと、

「あっ・・いや、ソウの幼稚園で親子で参加するイベントがあって、兄ちゃんが帰って来てたんだけど、急遽仕事になったから代わりに僕に来て欲しいって」とトモヤが言い、

「でもアヤノが心配だから断ったよ。そばにいるからね」そう話すトモヤに、「そっか・・ありがとう。でも・・行ってきていいよ。私寝ていればいいから。キョウカさんも妊娠中だし、無理できないよね?」と言うと、

「でも・・」と躊躇するトモヤに、「大丈夫だから。ソウくんもトモヤがいたほうが嬉しいと思うし」そう言ってトモヤの腕をポンと触ると、「そうかな?じゃ週末行ってくるね」と申し訳なさそうにトモヤが言いました。
しばらくしてアヤノさんの妊娠がわかったトモヤさん。大喜びする姿を見て、「きっと素敵なパパになってくれる」と安心していたものの、少しずつ生活がおかしくなり始め、ソウくんの幼稚園で親子のイベントに参加してほしい」と言われたと話すトモヤさんに、「行ってきていいよ」と話すアヤノさん、この時トモヤさんが行かなければ、2人の未来は違ったものになっていたのかもしれませんね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
![妊娠した妻を置き去りにして夫は義兄の代わりに甥っ子の幼稚園イベントに参加。帰らない夫[5]|ママ広場マンガ](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/27/2025/12/1764673278983_blgyb980yce.jpg?maxwidth=620)
