春季カタルの前兆や初期症状について
春季カタルでは、目のかゆみや異物感、目の充血が特徴的な初期症状です。目の不快感や軽い痛みを感じると、目を頻繁にこすることも多くなります。他にも、涙の量が増えたり、光に対して過敏になったりすることも症状としてよくみられます。
症状が悪化すると、強いかゆみや異物感により、まともに目を開けることも難しくなります。また
炎症が強いと、角膜にも影響がおよびます。角膜が傷つき、角膜びらんや潰瘍を引き起こすケースもあります。場合によっては、視力低下や視力障害をともないます。視界がぼやけたり、物が二重に見えるといった視覚の異常もあらわれることがあり、患者の日常生活に支障をきたします。
春季カタルの検査・診断
春季カタルでは、患者の症状や病歴の確認から行われます。目のかゆみ、充血、涙の増加などの典型的なアレルギー症状の有無など、患者の目の状態を確認したうえで、確定診断や治療に向けて以下の検査を行います。
視力検査
春季カタルは角膜や結膜に影響をおよぼし、視力が低下することがあります。そのため、視力検査を行い、症状の程度や目の機能への影響を確認します。
アレルギー検査
春季カタルでは、結膜と涙液のアレルギー検査を行います。結膜や目ヤニ、涙液を拭い、白血球の一種である好酸球の有無もしくはIgE抗体が一定値以上あるかを確認します。アレルギー検査で春季カタルを引き起こすアレルゲン(花粉やダニなど)を特定することで、治療や予防に役立てることが可能です。
血液検査
血液検査では、血清抗原特異的IgEなどを測定します。
血液検査は、春季カタルの診断だけでなく、患者のアレルギーの重症度やリスクをより正確に把握するためにも役立ち、適切な治療の選択につながります。

