「キラーチューンも増えて今後のステージに期待してもらえる一枚です」岩田剛典さん『SPACE COWBOY』発売

「キラーチューンも増えて今後のステージに期待してもらえる一枚です」岩田剛典さん『SPACE COWBOY』発売

アーティスト、俳優として活躍する岩田剛典さん。ご存じ、三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーでもあります。グループではダンサーとして活躍していましたが、2021年にはソロアーティストとしてデビュー。これまでに2枚のアルバムを発表し、12月3日には約1年9カ月ぶりとなる3rdアルバム『SPACE COWBOY』がリリースとなります。テーマは幼少期からロマンを抱いてきた「宇宙」ということで、より自分らしさを体現した内容になっているのだとか。


 


また、本作を携えたソロ初アジアツアー『Takanori Iwata ASIA TOUR 2025-2026 “SPACE COWBOY”』が11月から開催されています。俳優やグループなど多岐にわたる活動の中で届けられるニューアルバムについて、どんな内容に仕上がったのかを岩田さんに語っていただきました。

今回掲載している岩田さんのポートレートは、全てニュージーランドのオークランドとワイヘキ島で撮影されたもの。ニュージーランドでのカットは本アルバム『SPACE COWBOY』のMATE限定盤、及び初回限定盤各種の特典としても使用されていますが、オトナミューズウェブではその中から未公開のカットを厳選して独占公開。自由なマインドで旅を楽しむ岩田さんの表情にご注目を!

【NZメモ】オークランドのベイエリアでチルアウト中の岩田さん。岩田さんが訪れたオークランドは、ニュージーランドの北島に位置する最大の都市。「帆の街」という愛称を持ち、ハーバーには美しいボートやヨットが並びます。夜景も素敵!

アリーナ規模のライブに向けたアルバムを作ろうと思ったんです

―3rdアルバム『SPACE COWBOY』について、まずは率直に、自分にとってどんな作品になったと思いますか? 過去作を振り返りつつ、教えてください。


 


岩田剛典さん(以下岩田) 1stアルバム『The Chocolate Box』はグループ時代にはマイクを持っていなかった自分がデビューするということで、等身大の姿を届けることをテーマにした、自己紹介的な作品でした。その評判が想像していた以上に大きくて、2ndを作ろうという段階で、もうアリーナツアーを想定した曲作りになっていたんです。よりビート感を強めて、当時のトレンドでもあり、自分のムードでもあったトロピカルハウスの要素を取り入れた爽快な作品に仕上げたのが、2ndアルバム『ARTLESS』です。


 


そうして3rdである『SPACE COWBOY』の制作に向かう時点で、2度目のソロアリーナツアーと海外ツアーが先に決まっていたので、そこを意識してアルバムを作ろうと考えました。同時に、これまでよりアーティスティックさを意識したことで、自分らしさを表現しながらもライブ向きの作品になったと思います。


 


自分らしさを表現するにあたって、「宇宙」をコンセプトに掲げられていますね。このテーマを選んだ理由についても教えてください。


 


岩田 宇宙って、幼少期のころから好きでしたし、人間にすごく深く結びついている要素だから、という大前提がまずあって。なにより、ライブ演出を想像したときに、面白いことができそうだなと。アルバムタイトルも、宇宙から着想を得て決めました。10個くらいの候補を考えて、みんなの意見も取り入れつつ、一発で耳に入ってくる『SPACE COWBOY』に落ち着いたんです。サウンドの内容的にも遊び心がすごく感じられるし、よりハードなものになっていると思います。

【NZメモ】オークランドからフェリーで40分の距離に位置するワイヘキ島へショートトリップ。洗練されたワイナリーやホテル、レストラン、ショップなど、見どころが満載。

ライブでのキラーチューンがすごく増えました

―総じて、どんなサウンド感になったと思いますか?


 


岩田 自分が聴いていて上がるサウンドが多いと思うし、本来の自分ってこうだよなって改めて感じられる内容になっています。ローファイ感もありつつ、ハウスっぽい曲もあるし、ヒップホップ的なビートも多い内容になっていて……こんなに要素があれば、アルバムツアーで開催するショーも充実したものになるなと。


 


ステージでパフォーマンスするうえでも必要な楽曲が『SPACE COWBOY』には詰まっているんですね。


 


岩田 そうです。今回は特に、自分がパフォーマンスしてる画まで想像しながら曲を作っていたので、アリーナ規模の会場に映える楽曲が多いし、ライブにおけるキラーチューンがすごく増えたので、今後のステージに影響を与えられるアルバムになったと思います。例えば「TORICO」なんて、初めて耳にした人も確実に盛り上がれるパワーを持った曲なんですけど、こんなにストレートな曲を出していいのか? と少し悩みもしました。実際にやってみたら、来てくれたみんなが喜ぶものになったので、ステージ上でもいろんな発見をしながら、完成に辿り着いた気がしていますね。

【NZメモ】イカやコウモリなど、パンチのきいたモチーフで人気のアイスクリームショップ「Giapo」。岩田さんが食べているこちらのアイス、実は抹茶味なんです。見た目は若干グロいですが、お味は最高とのこと。

前作までと比べて環境的な変化などありましたか?


 


岩田 今年の年明けにレーベル移籍をしたんですが、それが自分のキャリアとしてはかなり大きなターニングポイントでもありました。移籍第一弾という意味でも、『SPACE COWBOY』は過去作との違いが現れていると思います。


 


今作には2月にリリースしたシングル「Phone Number」に収録されている3曲も収録されていますが、じつはこの時期は、まだ宇宙をテーマに考えて制作していたわけではなかったんですよ。自分を客観視して歌謡曲っぽい仕上がりになったんですが、アルバムとして並べてみると、すごく違和感なくハマったと感じています。


 


おっしゃる通り、一枚を通しての統一感をキープしつつも、バラエティ豊かな内容になっています。特に冒頭の2曲には宇宙っぽさが感じられますね。


 


岩田 「ZERO GRAVITY」は無重力がテーマなので、アルバム1曲目しか考えられないなと。2曲目の「Reaching for Your Light」は特に曲順を決めていたわけではないんですが、ここに置くことでスペーシーに聴こえてくるなっていうのもあって、この並びになりましたね。冒頭で雰囲気が伝われば、『SPACE COWBOY』の世界観をしっかり伝えられるんじゃないかと思ったんです。

【NZメモ】「BURGER BURGER」にて、ボリュームたっぷりのKiwi Classic Burgerをガブリ。ニュージーランド産の牛肉100%のパティとたっぷりの野菜にトマトソース、チェダーチーズがオン。「肉肉しい!」by岩田さん。

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