「年上だから」「ベテランだから」と言われるたびに、胸の中に小さな違和感が積もっていきました。職場での頼まれごとは増える一方。ある日、ついにその違和感が言葉になった瞬間のことを、今でもはっきり覚えています。
部下のミスを「あなたがフォローして」と言われて
その日、若い部下が仕事でミスをしました。上司から「あなたがフォローしておいて」と軽く言われたとき、心の中で何かが引っかかりました。
たしかに私は職場で年上ですが、同じチームの一員であり、役職も変わりません。なぜ“年齢”を理由に雑務や尻拭いのような役割を当然のように引き受けなければならないのか――。静かな違和感が、次第に強くなっていきました。
勇気を出して伝えたひと言
私は落ち着いて上司に伝えました。「私も自分の業務で動いていますし、それは本来、マネジメントの役割だと思いますよ」。声を荒げたわけではありません。淡々と、けれどはっきりと。
その瞬間、上司は一瞬きょとんとした顔をしましたが、やがて「たしかにそうかもしれない」と小さく頷きました。その反応を見て、胸の中に少しだけ風が通った気がしました。

