カテキンのデメリット

肝臓への負担
緑茶など通常の食品に含まれるカテキンの量では、肝臓への影響はほとんどないと考えられていますが、国外ではカテキンがダイエット用サプリメントの原料としても使われており、緑茶サプリを摂取した一部の人に肝機能障害が生じたという報告があります。
鉄分吸収の阻害
濃い緑茶などを大量に摂取した場合、体内でカテキンが結合し高分子のタンニンに変わります。野菜や海藻などの植物性食品に含まれている非ヘム鉄は、タンニンとともに摂取することで吸収率が低くなります。
胃への負担
カテキンが結合したタンニンは、酸化しやすい性質をもった渋み成分です。酸化したタンニンはタンニン酸へと変化し、このタンニン酸が胃粘膜が薄くなる原因になっている可能性があると言われています。
服用中の薬の効果への影響
カテキンの医薬品との相互作用として、β遮断薬(降圧薬)であるナドロールの血中濃度低下や脂質異常症用薬であるスタチン系医薬品やワルファリンの血中濃度増加などが報告されており、服用中の薬の意図した効果が得られないことがあります。服薬の際は、水または白湯をお勧めします。
カテキンを過剰摂取すると現れる症状

通常の飲食による摂取では過剰摂取によるリスクはほとんどありませんが、サプリメントなどで高濃度のカテキンを摂取した場合には注意が必要です。
肝機能障害
サプリメントなどで高濃度のカテキンを摂取した場合、肝臓に負担がかかり、肝機能障害を引き起こすことがあると報告されています。肝機能検査の異常値を示す場合には、内科を受診してください。また、サプリメントなどの摂取を検討する際には主治医や薬剤師に相談しましょう。
鉄欠乏性貧血
カテキンの過剰摂取により鉄分の吸収が阻害されることで、鉄欠乏性貧血のリスクとなるため、鉄の必要量が増す妊婦や既に鉄剤を服用中の方は注意が必要です。爪の変形や頭痛、倦怠感などの症状が現れた場合には、ただちに内科を受診してください。
消化器系の不調
カテキンの過剰摂取で生じるタンニン酸はタンパク質を凝固させる働きがあり、胃の粘膜を荒らすことで、消化不良や吐き気、下痢などの原因となります。このような症状が現れた場合は、主治医もしくは消化器内科を受診しましょう。

