ギュスターヴ・カイユボット:印象派を支えた静かな大富豪画家の物語

カイユボットの作品を多く所蔵している美術館

『ボート漕ぎ』(1887年)『ボート漕ぎ』(1887年):Caillebotte oarsmen.jpg , Public domain, via Wikimedia Commons.

オルセー美術館(フランス・パリ)

『Raboteurs de parquet』(1875年)、『Partie de bateau』(1877-1878年頃)、『Gustave Caillebotte』(1880年)など多数

オルセー美術館公式HP

カイユボット作品が観られる展覧会情報

ヨーロッパ絵画 美の400年(東京富士美術館)

『トルーヴィルの別荘』(1882年)が観られます。
会期:2025年10月4日(土)〜2026年1月18日(日)(月曜休館)

東京富士美術館公式HP

ギュスターヴ・カイユボットは、印象派の歴史を語るうえで欠かせない存在です。彼がいなければ、モネやルノワールの名画は世に残らなかったかもしれません。それほどまでに、彼は仲間たちを信じ、支え続けました。

けれど彼は、ただの後援者ではありませんでした。正確な構図と柔らかな光で、近代都市の静けさや人々の孤独を描き出した、優れた画家でもあったのです。没後100年以上を経て、ようやく正当に評価されるようになったカイユボット。彼の作品は、現在オルセー美術館をはじめ、世界中の美術館で鑑賞することができます。

芸術を愛し、友を想い、静かに生きた画家の、あたたかなまなざしが残されているカイユボットの作品を、ぜひ楽しんでみてください。

配信元: イロハニアート

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