
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は漫画『通じなかったおばさん』を紹介する。作者の鶏モモミさんが、11月3日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、鶏モモミさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■共通言語と思いきや思わぬ反応が

QRコードで紅茶を注文した際に、ミルクが必要か選択する画面が出てきた鶏モモミさん。牛乳は欲しいが違うなら要らないと思いつつ、店員は呼びづらいため必要にチェックをつけて一旦注文する。
運ばれてきた紅茶を受け取り、ミルクが牛乳なのかス○ャータのようなものなのか質問すると疑問符を浮かべてしまう店員。ス○ャータが通じると思っていた鶏モモミさんだったが、言語感覚の違いに直面し…。
この思わぬ瞬間を描いた漫画を読んだ人たちからは、「そんなことあるの!?」「通じないのか、今は…」「そういえば親が言ってたかも」「ポーションではなく?」など、多くのコメントが寄せられている。
■「共通語だと思っていた言葉が通じなかった衝撃」作者・鶏モモミさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作はとてもテンポが良く、読みやすく感じました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
4コマに収めるために削れる部分を考えました。QRコードで注文するコマも描こうと思ったけれど、そこを描くとコマ数足りないのでセリフにしたり、1~2コマ目はとにかく短縮しました。注目してほしいポイントとはちょっと違いますが、共通語だと思っていた言葉が通じなかった衝撃と恥ずかしさに共感してもらえるとうれしいです。
――思わぬジェネレーションギャップが起きてしまったエピソードですが、この後店員の方に事情を説明する機会はあったのでしょうか?
スジャータで通じず、それ以外の言い方が思いつかなかったので「こうやって入れる牛乳じゃないやつ…」と、ジェスチャーしたら気づいてもらえました。
――普段の生活のなかで、「この体験は作品のもとになる」と判断する時は、どのような考えで判断しているのでしょうか?
ささやかな出来事で、もやっとしたり、ハッとしたり、恥ずかしくなったり、ドキドキしたり、心が動かされた時は4コマに生かしやすいと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
いろんな方に読んでもらえると嬉しいので、見やすい絵を描けるようになりたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
読んでくださってありがとうございます!みなさんの、いいねやリプライ、コメント、とても嬉しく思っています。

