足裏の小さなくぼみは「点状角質融解症」のサイン? 40〜50代に増える悩みを医師が解説

足裏の小さなくぼみは「点状角質融解症」のサイン? 40〜50代に増える悩みを医師が解説

高藤 円香

監修医師:
高藤 円香(医師)

防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科

点状角質融解症の概要

点状角質融解症(てんじょうかくしつゆうかいしょう)は、細菌が原因で足の裏などに小さなくぼみや白色化が生じる皮膚の病気です。

足の裏の角質層に小さな点状のくぼみが多数でき、不快な悪臭をともなうことが多いのが特徴で、ヒリヒリとした痛みや軽度の不快感を抱く場合もあります。長時間の歩行や運動後に痛みやかゆみを訴えるケースもみられます。

点状角質融解症は夏季や高湿度の環境で発症しやすいです。
汗腺が活発に働きスポーツなどを頻繁に行う年齢層である、思春期から若年成人で多く発症しやすい傾向があります。また、発症者は男性が多いとされていますが、女性が発症しないわけではありません。

点状角質融解症

点状角質融解症の原因

点状角質融解症の原因は、足の裏に存在する「コリネバクテリウム」「デルマトフィラス」「ミクロコッカス」などの常在菌の増殖です。常在菌は元々皮膚に存在している菌で、本来であれば問題を引き起こすことはありません。しかし、長時間にわたる高湿度の環境になると、急激に増殖します。増殖した細菌は、角質層を破壊する酵素を分泌し、角質の一部を溶かします。その結果、皮膚の表面に小さなくぼみが生じるのが点状角質融解症の発症メカニズムです。

汗や湿気が常在菌の増殖を促進するため、高湿度の環境下や汗をかきやすい状況にある人は点状角質融解症を発症しやすいです。たとえば、夏場や湿気の多い季節に、長時間の労働やスポーツをする人は、発症リスクが高いと言えます。また、梅雨などの季節的な要因も発症リスクを高めます。

さらに、通気性の悪い靴や靴下の長時間の着用、衛生状態の悪さ、免疫力の低下なども発症原因になります。

配信元: Medical DOC

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