点状角質融解症の前兆や初期症状について
点状角質融解症の初期症状としては、主に足裏の皮膚の表面にあらわれる小さな点状のくぼみが挙げられます。小さな点状のくぼみは、針で刺したような細かい穴で、病状が進行すると足裏全体や複数箇所にあらわれるようになります。痛みなども弱い最初の段階では、本人が症状に気づかないケースも少なくありません。不快な悪臭を家族などから指摘されるケースが多いほか、触って異変に気づいたり、歩いたときに足の裏にザラつきを感じたりして症状を自覚することが多いです。
症状が進行するにつれて、くぼみが拡大していき、足の裏に違和感が生じるようになります。とくに、長時間の歩行や立ち仕事の後には、不快感に加えて軽度の痛みがともなうこともあります。また、くぼみだけでなく、皮膚全体が白っぽく変色する場合もあり、この段階まで症状が進むと悪臭や違和感を含め、本人が症状を自覚できないことはまれです。
点状角質融解症の検査・診断
点状角質融解症の検査・診断では、視診で皮膚の状態を確認します。足の裏にあらわれた小さなくぼみや穴を確認し、患者の症状や病歴を聞き取ります。ただし、点状角質融解症はいわゆる水虫(真菌感染症)と間違われやすいため、点状角質融解症の症状の特徴に合致しているかをじゅうぶんに注意しながら、視診・問診が行われます。
視診・問診で確定できない場合は真菌顕微鏡検査や最近培養検査を行う場合があります。
真菌顕微鏡検査
真菌顕微鏡検査では、点状角質融解症と真菌感染症とを鑑別するために、皮膚の一部を軽く削り取り、顕微鏡で観察して真菌の有無を確認します。水虫などの真菌感染が確認されない場合、点状角質融解症である可能性が高くなります。真菌感染が見つからない場合でも、細菌による過剰増殖が原因であることを明らかにするために、細菌培養検査が追加で行われることがあります。
細菌培養検査
くぼみの表面から皮膚を一部採取し、増殖させることで原因菌の有無や種類を確認できます。コリネバクテリウムやデルマトフィラスなどが検出された場合、点状角質融解症の確定診断が可能です。

