点状角質融解症の治療
点状角質融解症は細菌増殖が原因のため、主に外用の抗菌薬による治療がとられます。間違われやすい真菌感染症の治療に使われる抗真菌薬は、点状角質融解症の治療では効果がないため注意が必要です。しかし、水虫を合併しているケースでは、部位に応じて外用薬を使い分ける場合もあります。
また、抗菌薬の治療と並行して、足の衛生環境の改善を行うことも重要です。足の清潔さを保つために、汗をかいたり蒸れたりした場合はきちんと足を洗う、長時間にわたって足が蒸れる靴や靴下を履き続けない、靴や靴下を濡れた状態で使わないといった対策が効果的です。
点状角質融解症になりやすい人・予防の方法
足が蒸れやすい環境にいる人や、長時間靴を履き続ける人は点状角質融解症になりやすい人だといえます。とくに、普段から積極的にスポーツをする人や立ち仕事が多い人は、汗をかきやすく、足の湿度が高くなりがちです。細菌が繁殖しやすくなり、点状角質融解症のリスクが高まることに注意しなければなりません。また、通気性の悪い靴や靴下を長時間にわたって着用することも、点状角質融解症の発症につながります。
予防法としては、足を常に清潔に保ち、足裏の蒸れを避けることが重要になります。毎日、足をしっかり洗い、足を乾燥させる習慣をつけるようにしましょう。また、汗をかきやすい環境を避けられない場合は、吸湿性の高い靴下を選び、通気性の良い靴を履くなどの工夫も有効です。
また、履き替え用の清潔な靴下を準備する、複数の靴をローテーションで履く、といった対策も、点状角質融解症の有効な予防策となりえます。
関連する病気
汗疱掌蹠膿疱症接触皮膚炎
アトピー性皮膚炎乾癬
湿疹角質異常症
多汗症水虫(足白癬)
参考文献
日経メディカル「点状角質融解症」
National Library of Medicine「Pitted keratolysis」

