鼻先の赤みや腫れが続くと「鼻せつ」の可能性も 早期受診のポイントを医師が解説

鼻先の赤みや腫れが続くと「鼻せつ」の可能性も 早期受診のポイントを医師が解説

鼻せつの治療

鼻せつの治療では、状態に応じて薬物療法や外科的処置が行われます。

薬物療法

鼻せつの薬物療法では、「セフェム系」という種類の抗菌薬が用いられます。内服のほか、重症の場合には点滴で投与することもあります。一般的に、抗菌薬を1〜2週間投与することで改善が期待できますが、PVLが関連する鼻せつの場合には、より長期の治療が必要になるケースもあります。

外科的処置

膿瘍を認める場合には、外科的処置が考慮されます。局所麻酔を使用して患部を切開し、膿を排出する処置が行われます。

鼻せつになりやすい人・予防の方法

鼻せつは、基礎疾患のない子どもから若年者に発症しやすい傾向があります。
鼻をいじるくせがあったり、鼻を強くかみすぎてしまったりすると、傷ができやすくなり、そこから細菌が侵入するリスクが高まるため、とくに子どもの場合は注意が必要です。

鼻せつの原因となるPVL産生黄色ブドウ球菌は、特に家族内で保菌する人から同居する家族へと感染させ、鼻せつを発症させるリスクがあります。
そのため、せつやようなどの皮膚疾患を認める場合には、速やかに医療機関を受診して原因菌を特定するほか、他の家族も同様に検査を受け、PVL産生黄色ブドウ球菌を保菌していないか確認することが重要です。


関連する病気

癤腫症

鼻前庭炎

蜂窩織炎

参考文献

日本医事新報社「癤(せつ)・癰(よう)」

北海道大学大学院医学研究室皮膚科学教室「癤、癰」

岡山県医師会報第1567号「頻回に繰り返すおでき(癤、癰)に注意」

日本細菌学会「黄色ブドウ球菌」

岸本麻子他「鼻前庭炎の起炎菌について」

配信元: Medical DOC

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