変わらないホテルクオリティのホスピタリティでゲストに寄り添う

複数人いるソムリエとともに、ワインやノンアルコールカクテルなどをチョイスしてペアリングを楽しんで
ザ・ペニンシュラ東京のオープン時から愛されてきた「Peter」が「ステーキ&グリル」から「モダンフレンチ」へと、コンセプトリニューアルをしたのは2025年10月のこと。きたる20周年を前に、フレンチと日本の食材が融合した料理が楽しめる新たな場所をオープンした。
ホテルクオリティのサービスやホスピタリティは変わらず、その心地よい時間は友人や家族など親しい人のお祝いや記念日を彩ってくれる。特に、独創的な日本食材のセレクトや研鑽を積んだシェフだからこそのアイデアなど、ほかでは味わえない一皿に出合えるので、グルメな相手との会食にもぴったり。時にはヨハンシェフ自ら料理の解説をしてくれることもあるので、よりおいしく食事が堪能でき、会話も盛り上がるはず。
ハーブ使いが美しく繊細な平飼い卵の前菜

多種多様なハーブ使いもヨハンシェフらしさ。フランスでは馴染みのない、木の芽などの日本のハーブも積極的に扱っている
今回紹介する記念日ランチにおすすめのプランは、前菜、シーフード、メイン、デザートによる「シェフのおすすめ4品ランチ」。それぞれ、ヨハンシェフが厳選した食材をメインに据え、それを引き立たせるように構成された料理が並ぶ。
記念日ランチの始まりを告げる前菜は、「平飼い卵 エリンギのデュクセル 椎茸パウダー イエローワインソースと木の芽オイル」。エリンギのデュクセルや仕上げに振り掛けられたしいたけパウダー、きのこのピューレなどによるきのこのうまみが濃厚で、とろりと半熟に仕上げたゆで卵と調和する逸品。
卵の上にはアマランサスやオゼイユといったハーブを散らしており、中でも決め手になるのは木の芽。ソースに仕上げで垂らしたグレープシードオイルにも木の芽の香りを移しており、その唯一無二の清涼感が香りや味わいに奥行きを出している。また、こちらはあえて常温の茹で玉子と温かいソースを合わせているそうで、「温度の違いや変化も楽しんでください」とヨハンシェフ。

