秋は果実が豊かに実る季節。名前の世界でも、フルーツを連想させる漢字を使った名前「フルーツネーム」が、女の子に人気を集めています。みずみずしさや甘い香り、季節感を感じさせる「フルーツネーム」は、生まれた月のイメージとも重なり、親御さんから選ばれる理由の一つになっているようです。
今回は、2025年10月生まれの女の子3,499名の名前から、人気の「フルーツネーム」として用いられた漢字と、名付け実例を詳しく紹介します。
果
「果」は果実そのものを意味し、「実り」「成果」「豊かさ」を象徴する漢字。秋はまさに収穫の季節でもあり、秋の季節感のある人気の字です。「か」と読む澄んだ響きで、親しみやすい印象。豊かな実りを願う前向きなイメージを込められるのも魅力です。「努力が実を結ぶ人生を歩んでほしい」「目標を達成できる子に育ってほしい」といった親御さんの願いも感じられます。
▼人気の名前(主なよみ)
・穂果(ほのか)
・穗乃果(ほのか)
・橙果(とうか)
柚
「柚(ゆず)」は、澄んだ香りとみずみずしさを感じさせる果実。冬至でも親しまれ、清潔感・さわやかさを持つ漢字として近年人気が高まっています。10月の月間漢字ランキングでは25位にランクインしました。
名前では「ゆずは」・「ゆずき」など、可憐で上品なよみが多く、自然のやさしさや透明感を連想させます。「ゆず」という音の響きが軽やかで、秋のさわやかな空気感にもよく似合います。
▼人気の名前(主なよみ)
・柚葉(ゆずは)
・柚希(ゆずき)
・柚乃(ゆずの)
・柚羽(ゆずは)

