網状皮斑の前兆や初期症状について
網状皮斑が生じると「大理石様皮膚」「分岐状皮斑」「細網状皮斑」の種類に応じた模様があらわれます。とくに寒い季節や冷たい環境に長時間さらされた場合に、紫色をした模様が濃くなります。
血管を温めることで消失する場合が多いですが、抗リン脂質抗体症候群や膠原病などの血管に異常が起こる病気では、症状が長引く場合もあります。また、網状皮斑は基本的に痛みやかゆみといった症状をともなうことは、ほとんどありません。
網状皮斑の検査・診断
網状皮斑の診断は、視診で皮膚表面の特徴的な模様を確認します。しかし、視診だけでは、網状皮斑を引き起こしている根本的な原因を特定するのは難しいため、血液検査や皮膚生検、画像検査などが追加で行われることが一般的です。
血液検査
リウマトイド因子や抗リン脂質抗体といった自己抗体の有無を確認することで、膠原病や抗リン脂質抗体症候群などの可能性を調べます。
また、血液が固まりやすくなっていないかを調べるために、血液凝固機能の検査も重要で、「プロトロンビン時間」や「活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)」などが測定されます。
皮膚生検
皮膚の一部を採取し、顕微鏡で血管の状態や炎症の有無を確認することで、血管炎や他の皮膚疾患の可能性を評価します。皮膚生検により、血管内の血栓や炎症が確認される場合、血流に問題があることが確定します。

