露骨に見えてしまう「大人の事情」
声を担当するのが、大人気グループ・Snow Manの佐久間大介さんであることも議論の的です。佐久間さんの演技やプリキュア愛は本物であり、多くの賞賛を集めていますが、一方で「話題作りや、母親層・アイドルファン層の取り込みが露骨すぎる」と感じてしまう層もいます。
純粋な子供向けアニメに、商業的な「推し活」の論理が持ち込まれることへの警戒心が、反発の一因となっているのかもしれません。
揺らぐ「女の子の聖域」
そして根本にあるのは、「プリキュアは『女の子だって暴れたい』を叶えるための場所だったはず」という原点回帰の想いです。
他の特撮ヒーロー番組が男性中心である中で、プリキュアは数少ない「女の子が主役になれる聖域」でした。
「多様性は大切だけど、ここだけは女の子が最強であってほしい」
「男性が助けに来て解決してしまうと、従来の『守られるヒロイン』像に逆戻りしてしまうのでは?」そんな、ジェンダー平等の過渡期ゆえの葛藤が、今回の議論の根底には流れています。
時代と共に変化し続けるプリキュア。
「男プリキュア」は、シリーズが次のステージへ進むための試練なのか、それとも一過性の花火なのか。私たちはその行方を、もう少し見守る必要がありそうです。
(LASISA編集部)

