カーテンの隙間から見えたのは「ボスママの目」→親子で背筋が凍った【監視の恐怖】|近所のヤバいママ

カーテンの隙間から見えたのは「ボスママの目」→親子で背筋が凍った【監視の恐怖】|近所のヤバいママ

守りたいもの

手 守る

そして決定的なことがおきる。

その日の夕方。子どもたちと工作をしていると、カリ……と、通り沿いの窓のあたりで金属の擦れる音がした。

「ママ、なんか音がする……」

娘が不安そうに私の腕を引っ張る。そっとカーテンの隙間を広げると、その隙間には東城さんの目があった。

「ギャッ……」

思わず声が漏れた。すると東城さんは、ゆっくりと顔をこちらへ向けて笑う。その笑いは、親しい友人に向ける笑顔ではない。狂気じみた表情だった。

「かわいい声がするからつい近づいちゃったのよ~ごめんなさいね。仲良しでうらやましいわね」

声だけは明るいのに、言葉の端々にじわりと冷たさが滲む。

「ママ、こわい……」

長男が私の服を握りしめた。その小さな手が震えているのを見て、私の中で何かが軋んだ。さすがにこれは、ただの近所付き合いの範囲じゃない。家族が怯えるところまで来てしまった。

「……やめてください。覗かないでください!」

東城さんは、一瞬驚いたように目を丸くした。けれどすぐに、口元だけで笑った。

「やだ~そんなに怖がらなくても。それとも、絶対見られたくなかった秘密でもある?」

東城さんは「冗談よ」とひらひらと手を振り、ゆっくりと去っていった。私の胸の中で、ざわざわと黒い不安が膨れ上がる。

このままではいけない。 でも、どうしたらいいのだろう―――。

あとがき:恐怖と向き合う、小さな一歩

平穏を守るために、見て見ぬふりを続けてきたみのり。しかし、子どもたちが怯えながら暮らす姿を目の当たりにし、「守るべきもの」をはっきりと自覚します。恐怖に押しつぶされそうになりながらも、勇気を振り絞り声を上げた一歩は、小さくても確かな前進。

けれど、これで終わりではありません。むしろ、東城さんの執着は強まり、対立は深まっていく予感がします。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: tenkyu_writing

(配信元: ママリ

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