アルツハイマー型認知症の末期症状
アルツハイマー型認知症が進行し、病気の末期になると以下のような重度の症状が現れます。
周囲が認識できなくなる
アルツハイマー型認知症が進行すると、全般的な知的機能が損なわれてしまいます。すると、周囲に対する認知ができなくなり、人と会っても誰なのかわからなくなります。
無言になる
アルツハイマー型認知症の末期には、言語能力も失われ、言葉の理解や自分で言葉を発することもできなくなります。
寝たきりになる
アルツハイマー型認知症では、最終的には身支度や食事、トイレ、入浴などのセルフケアもできなくなります。また、歩いたり立ったり座ったりするといった基本的な運動能力も失われ、寝たきり状態となります。
最終的には、低栄養状態や脱水、誤嚥性肺炎といった感染症などの合併により死亡するという経過をたどります。
すぐに病院へ行くべき「アルツハイマー型認知症の症状」
ここまではアルツハイマー型認知症の症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
自覚がない物忘れの症状が出ている症状の場合は、脳神経内科へ
加齢による物忘れとアルツハイマー型認知症の違いは、体験したことを全て忘れてしまう(例として、食事のメニューを忘れるのではなく、食事をとったこと自体を忘れてしまう)、物忘れの自覚がない、また日常生活への支障がある、といったことがあります。
こうした症状が出ている場合には、まずは脳神経内科や脳神経外科、物忘れ外来、認知症外来を受診してみると良いでしょう。
受診・予防の目安となる「アルツハイマー型認知症の症状」のセルフチェック法
・最近の出来事が覚えられない場合
・料理などの家事の段取りがうまくいかなくなる場合
・身だしなみに無頓着な場合

