「アルツハイマー型認知症の症状」についてよくある質問
ここまでアルツハイマー型認知症の症状・予防法などを紹介しました。ここでは「アルツハイマー型認知症の症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
アルツハイマー型認知症の症状が進行すると最終的にどうなりますか?
木村 香菜(医師)
アルツハイマー型認知症の終末期には、全般的な知的機能が損なわれ、次第に周囲のことが認知できなくなり、会話も通じなくなります。そして、運動機能も失われ、寝たきりの状態となります。
アルツハイマー型認知症に顔つきが変わる症状はありますか?
木村 香菜(医師)
アルツハイマー型認知症になると、顔つきが変わることもありえます。アルツハイマー型認知症の初期症状のひとつに性格の変化があります。例えば、以前はおだやかだった人が怒りっぽい性格になる、というものがあります。そのため、顔つきも変わる可能性があります。
アルツハイマー型認知症になりやすい人の特徴を教えてください。
木村 香菜(医師)
アルツハイマー型認知症の発症の原因ははっきりとはわかっていません。しかしながら、生活習慣病である高血圧や糖尿病、脂質異常症が関係しているといわれています。そのため、こうした病気をもつ人においては、アルツハイマー型認知症になりやすい可能性があります。
編集部まとめ
この記事では、アルツハイマー型認知症の症状の特徴について解説しました。
「なんとなく、普通の物忘れと違う」という症状に気づいたら、認知症の専門医にまず受診することが大切です。認知症には誰でもなる可能性があります。おかしいなと感じたら、早めに専門医を受診しましょう。そして、早期発見・早期治療に繋げていきたいものですね。

