そして離婚へ
そして俊太郎さんは「結局は僕が悪いんだ。正直、どこかで春菜を下に見ていたところがあって、それを可愛い=好きだと勘違いしてしまった。でもやっぱり僕は尊敬できるパートナーに刺激を受けながらお付き合いをしたいんだと、やっと気づくことができて……だから本当にごめんなさい。もっと気の合う男性が絶対にいるし、迷惑かけた分しっかり慰謝料は払わせてもらうから」と、固い決意を伝えながら謝ってきたそう。
「そこまで言われたら別れるしかないと思い、了承しました。まさか1年ももたないで離婚するなんて……。恋愛も結婚も難しいですね。しかも俊太郎には『もう友達にも、生徒と先生の関係にも戻れない』と言われてしまいショックでした」「離婚した当初は荒れたりもしましたが、最近ようやく俊太郎の言う通り、経験不足な私が悪かったんだと思えるようになりました。とりあえず今は少しずつ経験を積み重ねていくしかないですよね」と苦笑いをする春菜さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

