非常用持ち出し袋や災害用備蓄品の置き場所を見直す

せっかく用意した非常用の持ち出し袋や備蓄品も、いざというときすぐに取り出せるところに保管しておかないと活用できません。地震の揺れによってほかの物に埋もれないように置き場所を考えましょう。
前述した「ここだけは安全!という部屋」を作ったら、そこに非常用の持ち出し袋や避難リュックを置いておくのも良いアイデアですね。
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非常用持ち出し袋の中身と消費・使用期限をチェック
家の中を整えたら、自宅外避難時に使う非常用持ち出し袋の中身を確認しましょう。足りないものや、賞味期限・使用期限が切れたものはないでしょうか。
下のリストは、首相官邸が公開している「非常用持ち出し袋のアイテムリスト」を参照しました(災害の「備え」チェックリスト)。こちらは基本的なリストなので、自分や家族の特性などを考慮して適宜カスタマイズすることが重要です。
・水
・食品
・防災用ヘルメット
・衣類、下着
・レインウェア
・紐なしのズック靴
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・予備電池、携帯充電器
・マッチ・ろうそく
・救急用品
・使い捨てカイロ
・ブランケット
・軍手
・洗面用具
・歯ブラシ、歯みがき粉
・タオル
・ペン、ノート
・マスク
・手指消毒用アルコール
・せっけん、ハンドソープ
・ウェットティッシュ
・体温計
・貴重品
非常用持ち出し袋や在宅避難用の備蓄品は普段確認する機会はあまりなく、賞味期限や使用期限が切れていても気づきにくいです。年に1~2回、タイミングを決めて定期的に期限チェックすると良いでしょう。
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また、普段から使う食品や日用品を多めに買っておいて、使ったものを買い足す「ローリングストック」を活用することで、期限切れを防ぐことができるためおすすめです。
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わが家でも「物が落ちてこない部屋づくり」やってみました!
ここまでに紹介した内容を踏まえて、実際にわが家でも家の中の防災を見直してみました。
まず、「ここだけは安全!」という部屋を、家族全員が寝ている寝室に決定。元々ほとんど物を置いていなかったことと、家で過ごす時間の中で寝室にいる時間が一番長い、というのが理由です。

次に家具の固定状況と配置をチェックします。わが家では元々タンスなどの家具をあまり置いていませんが、唯一ある背の高い本棚だけは注意が必要。突っ張り棒が緩んでいないか改めて確認しました。
また、家電につけてある耐震グッズもしっかり固定されているかも再確認(以前、テレビ・冷蔵庫・電子レンジに耐震グッズを設置していました)。
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テレビにはテレビ台にテレビを固定する金具、冷蔵庫には両面テープ式の固定具、電子レンジには専用の耐震マットを設置していました。ネジのゆるみなどはないか触りながらチェックしました。

続いて物の収納状態をチェック。子どものおもちゃを中心に、常時出ている物が多いことを改めて認識しました。
そして、あまり使っていないものをクローゼットの中に収納しました。大変ではありますが、防災のためにもスッキリした部屋を心がけたいと思います。

最後に非常用持ち出し袋を寝室に、ヘルメットを玄関のすぐ手に取れる場所に移動。
わが家の「物が落ちてこない部屋づくり」が完了しました!

