「器質性精神障害」の初期症状を医師が解説 認知機能の変化にどう気づくか

「器質性精神障害」の初期症状を医師が解説 認知機能の変化にどう気づくか

器質性精神障害の前兆や初期症状について

器質性精神障害はその性質上、前兆や初期症状を定義するのは難しいと言えるでしょう。また、他の精神障害と症状だけで区別することも難しく、器質性精神障害に特有の症状というものは存在しません。

器質性精神障害の症状は、認知機能の低下、意識障害、幻覚、妄想、記憶障害、感情の不安定など、他の精神障害と同様に多岐に及びます。

代表的な症状としては、物忘れや集中力の低下といった認知機能の変化が挙げられます。これにより、日常生活の些細なことを忘れやすくなったり、仕事や会話で注意を持続するのが難しくなったりします。

意識障害のレベルはさまざまで、強い刺激を加えても目を覚まさない、いわゆる昏睡(こんすい)と呼ばれる重度のものから、思考がぼんやりしていたりする軽度のものまで含まれます。

器質性精神障害の検査・診断

器質性精神障害の検査・診断は、主に脳の異常を確認するために行われます。

問診と認知機能評価(長谷川式簡易知能評価スケールやMMSEなど)を通じて、患者さんの症状や背景を確認した上で、脳の画像検査を行います。代表的な検査方法としてMRIやCTなどがあります。

これにより、脳の萎縮や損傷、腫瘍などの異常がないかを確認します。ほかにも、脳波検査や血液検査、神経学的なテストを行い、器質性精神障害を診断します。

また、抗精神病薬や抗生物質などの薬剤によって器質性精神障害をきたす可能性があるため、服薬状況の確認も必要となります。

配信元: Medical DOC

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