お盆やお正月に親戚宅を訪れると、人が大勢集まってそれは賑やかだった記憶があります。
筆者の友人Y子はそんな騒がしい場と親戚からの声かけが苦手でしたが、そんな中にも特別な人はいて……
親戚宅での宴会の席で
Y子は子どもの頃、お盆やお正月に親戚宅に行くのが憂鬱でした。
親戚宅では行事ごとにたくさんの親族が集まり、畳の広間で宴会が繰り広げられるのですが、年に2回ほどしか会わないY子にとっては顔も名前も覚えられない親戚が多いのです。
さらに親戚たちはY子を見ると、必ずと言っていいほど容姿が良くて勉強も良く出来るいとこのK子と比べてくるのです。
酒が入って陽気になり、面白半分に言っているだけなのかもしれませんが、Y子にとってはとてもイヤな気持ちになる時間でした。
明るく寄り添ってくれる存在
「はいはい、Y子もK子もどっちもとっても可愛いんだから比べないの!」
こんな時、いつも明るく助け舟を出してくれるのが父方の叔母でした。
明るくユーモラスでいつもさりげなく場を和ませてくれる存在です。
Y子はこの叔母が大好きでした。
ある時Y子は叔母からこんな話を聞きます。
「こういう親戚の集まりって、私が子どもの頃からあるけど、私もよくいとこたちと比べられたのよ。ほんと何年経っても会話の内容が同じで笑っちゃうよね」
明るい叔母でしたが、彼女も子どもの頃はY子と同じように親戚たちの話のネタにされていたようです。

