誇りをまとった裸身、ジョン・コリア《ゴダイヴァ夫人》が語る静かな反逆

今、この絵の前に立つとき

もしあなたが、この絵の前に立つ機会があったらぜひ、二つの視点で見てみてください。

ひとつは、物語として。重税に苦しむ人々のために、ひとりの女性が誇りを賭けた物語として。

もうひとつは、“見る側の倫理”として。自分は、この裸身をどんな目で見ているだろうか。
欲望の目か、それとも、敬意の目か。誇りをまとった裸身は、今日も静かに問いかけています。

あなたは、自分の信念のために、何を脱ぎ捨てられますか。

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