サニタリーボックスに詰められたナプキン
法事が終わって親戚の多くが帰ったあと、トイレから伯母の「何なの! このナプキンの量は!」という声が聞こえてきました。何度もトイレに行った従姉が、頻繁にナプキンを替えていたのでしょう。サニタリーボックスに、溢れるほどの使用済みナプキンが入っていたようでした。そして従姉は伯母から、「こんなに替えるなんて神経質」「法事中も落ち着きがなく、見ているこっちがソワソワした」と言われていて……。
恥ずかしそうに下を向く従姉を見て、なぜだか私も悔しく思ったことを覚えています。
その後、祖母からこっそりと呼び出された、私と従姉。そこで「人の家でのトイレにはなるべく使用済みナプキンを捨てないほうがよいこと」を教えられました。ただ、祖母の家でトイレのゴミが出た際は「おばあちゃんにこっそり言ってね、誰にもわからないように捨てておいてあげるからね」とも言ってくれました。
当時、初潮を迎えて間もなかったであろう従姉。私自身、初潮を迎えてしばらく経った際に、「あのとき、従姉は生理中でとても不安だったのだろうな」と感じました。伯母から「そんなに気にしないの」と言われていたため、きっと伯母に不安を打ち明けることもできなかったのだろうと思います。そんな従姉の姿を見てきたがゆえに、もし生理で困っている子がいたら、そっと手を差し伸べられる人でありたいと、私は思っています。
著者:石井せつ子/30代女性・20年以上、医療事務として勤務中。バセドウ病や子宮内膜症を患い、自身のエピソードが誰かの励みになればと思い発信している。趣味は、彼と一緒にプロレス観戦!
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

