悪質な鍵業者に騙されないための4つのポイント
今回の調査結果を受け、「悪質な鍵業者による高額請求トラブル」から身を守るためのポイントを4つ紹介しています。
「安い」という理由だけで依頼しない
インターネット広告などで極端に安い料金をうたう鍵業者には注意が必要です。
「鍵開け980円〜」などの表示は実際にはあり得ない料金であることが多く、「特殊作業費」や「特殊工具費」などを上乗せして高額請求するケースが報告されています。
料金の安さだけで判断せず、料金の内訳や追加費用の有無などをしっかり確認した上で依頼することが大切です。
相場よりも高すぎる場合は契約しない
鍵のトラブルは緊急性が高い特性上、残念ながら一部には相場を大幅に超える高額な料金を請求する事業者も存在します。
特に「今すぐにご契約いただかないと作業できません」「この場で決めていただけないと別料金が発生します」といった形で契約を急かされる場合は、悪質な鍵業者の可能性があります。
想定よりも高額な見積もりを提示された場合、その場で契約を即決せず、一度断ることも選択肢の一つです。
作業前に見積書を発行してもらう
トラブルを未然に防ぐため、作業に着手する前に必ず書面で見積書を提示してもらうことが重要です。口頭での説明だけでは「言った言わない」のトラブルになりかねません。
見積書には、鍵本体の価格、作業代、出張費など、費用の内訳をしっかり記載してもらい、合計金額に納得してから作業を進めてもらうことが大切です。
「クーリングオフできない」と言われても諦めない
クーリングオフは契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、一定の期間内であれば契約の申し込みを撤回できるほか、契約を解除できる制度のことです。
訪問販売による取引は、契約書面の交付日と申込日のいずれか遅い日から8日以内なら原則として無条件で契約を解除できます。
鍵業者から「この契約はクーリングオフできない」と言われても、すぐに諦める必要はありません。万が一トラブルになった場合は、国民生活センターや消費生活センター(電話番号:188)に相談しましょう。
【調査概要】
調査対象:自宅の鍵トラブルで鍵業者に依頼した経験のある全国の18歳以上の男女
調査期間:2025年9月29日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:200人
カギお助け本舗:https://kagi.otasuke-honpo.com/
(マイナビ子育て編集部)
