このままじゃだめだ。勇気を出す決意
ランチの後、静香ちゃんの子どもたちが、また封印していた爆音のおもちゃをクローゼットから勝手に出そうとした時でした。
「あ、それ、さくらが起きちゃうからやめて!」
私はすぐにそう言って、おもちゃを棚に戻しました。静香ちゃんは「はーい」と軽く返事をするだけで、特に自分の子どもたちには注意しません。そして、静香ちゃんが冷蔵庫を開け、私のストックのジュースを取り出し、「里香、これ飲んでいい?」と聞いた瞬間。私はついに口を開きます。
「ちょっと待って、静香ちゃん」
私は、意を決して声を出します。2人は一瞬驚いたように私を見つめます。
「あのさ、ごめんね、ちょっと真面目な話なんだけど……」
私の声は、少し震えていました。この一言で、私たちの関係が変わってしまうかもしれない。そう思うと、胸が苦しくなりましたが、それでも言わなければ、私はずっとこのモヤモヤを抱えたままになってしまう。私は、優一に言われたように、自分自身のために、正直になることを選びました―――。
あとがき:我慢の糸が切れる瞬間
里香さんが「友達と距離ができてもいい」と腹を括った瞬間が描かれます。
自分の声が震えるほど不安を抱えながらも、優一さんの言葉を胸に真剣な話を切り出す里香さんの姿は、自己肯定へ踏み出す勇気の大きさを物語っています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

