歯肉炎の症例写真

歯肉口内炎がとくにできやすいのは、上あごと下あごをつなぐ尾側粘膜という部位。この症例写真では、尾側粘膜を含む歯肉からのどの広範囲に炎症が起きています。
毎日の歯磨きのほか、感染リスクを下げることも大切
歯肉口内炎の予防には、口内の細菌を減らすことが重要です。毎日の歯磨きで歯垢をできる限り取り除きましょう。
また、完全室内飼育や定期的なワクチン接種で、ウイルスの感染リスクを下げることも大切。免疫力が落ちると発症しやすくなるため、栄養バランスのよい食事や安心できる環境づくりで、免疫力を維持しましょう。

吸収病巣とは、破歯細胞(はしさいぼう)によって永久歯が溶かされ、吸収される病気です。
破歯細胞は歯肉に含まれていて、本来、乳歯から永久歯へ生え変わるときに歯根を溶かし、生え替わりを助ける役割をしますが、なぜ永久歯に作用するのかは不明です。無症状のことも多いですが、痛みから食欲がなくなったり、歯肉から出血したりするほか、口臭、よだれなどが見られることも。
以前は、虫歯と誤認されていましたが、酸によって歯が溶ける人の虫歯とは異なる病気です。
