「網膜剝離」を発症するとどんな「見え方」になるかご存知ですか?初期の見え方も解説!

「網膜剝離」を発症するとどんな「見え方」になるかご存知ですか?初期の見え方も解説!

網膜剥離の治療法

網膜剥離の治療法

網膜剥離はどのように治療しますか?

網膜剥離の治療は病状に応じてレーザー治療または手術が行われます。

まだ網膜剥離になっておらず網膜裂孔や円孔があるだけの場合には、レーザー光凝固術によって裂孔の周囲を焼き固め、網膜剥離への進行を食い止める治療が行われます。

一方、すでに網膜剥離が生じている場合は多くが手術適応です。網膜剥離は治療せず放置すると失明の危険が高いため基本的に早期手術が原則です。手術による治療法は大きく二つあります。

一つは強膜内陥術といい、目の外側から網膜の裂孔に対応する強膜の部分にシリコンゴムなどのバックル(あて物)を縫い付けてくぼませ、網膜を内側から押し当てて剥がれを治す方法です。

もう一つは硝子体手術といい、目の内部からアプローチする方法です。小さな切開創から細い器具を挿入し、濁った硝子体や増殖膜を取り除いて網膜をもとの位置に復位させます。

これらの治療方法のうちどれを選択するかは、それぞれの網膜剝離の状態から判断します。いずれにせよ早めに治療に取りかかることが大切です。網膜剥離が広範囲におよび手術が遅れると、複数回の手術が必要になったり、最善を尽くしても残念ながら視力が戻らなかったりすることもあります。

網膜剥離が再発することはありますか?

はい、網膜剥離は再発する可能性があります。

初回手術で網膜をしっかり復位できれば多くは治癒しますが、一部の症例では術後に、再び網膜が剥がれてしまうことがあります。再発の原因として、初回手術で裂孔が完全に塞がりきらなかった場合や、網膜上の見落とされた別の裂孔、あるいは術後に新しく裂孔ができた場合が挙げられます。

もう一つの再発要因は、増殖硝子体網膜症と呼ばれる合併症です。これは網膜剥離の術後に網膜の細胞が増殖して膜を形成しまい、網膜を再び引っ張ってしまう状態です。増殖硝子体網膜症が起きると網膜が強く牽引されるため、通常の手術手技での復位が難しくなります。

このように、網膜剥離は網膜が残っている限り、再発する可能性があります。

編集部まとめ

編集部まとめ

網膜剥離は、放置すれば失明につながりかねない目の病気です。しかし、初期段階で発見できれば、レーザー治療のみで進行を止められる可能性もあり、視力への影響も最小限ですませることができます。したがって、「飛蚊症や光視症が急に出てきた」「視野の隅が暗く欠ける感じがする」といった症状に気付いたら、できるだけ早めに眼科を受診してください。重要なのは予防と早期発見、早期治療です。日頃から目を強くこすらない、目の怪我に注意するなどリスクを減らしつつ、定期的な眼科検診で網膜の状態を確認しましょう。そして異変を感じたら放置せずすぐ眼科医に相談してください。それが、ご自身の大切な視力を長く保つ何よりの秘訣です。

参考文献

『飛蚊症と網膜剥離 なぜ?どうするの』(日本眼科医会)

『ぶどう膜炎』(日本眼科学会)

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。