牛丼チェーン「松屋」で豚汁を注文した際の「提供ルール」が、SNS上で話題になっている。
店内で「牛めし」などのメインメニューとともに「豚汁」を頼んだ場合でも、「みそ汁」が一緒に提供されることがあるというのだ。
この「条件」がどのように発動するのか。運営会社に聞いた。
●豚汁を頼んでも「みそ汁」が出てくる
12月にX(エックス)上で「松屋の豚汁」に関する話題が注目を集めた。
ある利用者が「みそ汁からの変更でも単品頼んでもお値段変わらないのはどういうことなんだ」と投稿した。
すると、「牛めし」を注文して、サイドメニューの「豚汁変更」「豚汁単品」を選ぶと、後者の場合は「みそ汁」がついてくるという情報が寄せられたのだ。
豚汁変更と豚汁単品も値段は変わらない。であれば、「単品」にしたほうが、「みそ汁」が追加でつく分だけ「お得」ではないか。
実は、前者の場合でも、口頭で頼めば「みそ汁」がついてくるという体験談もあった。

●運営会社「豚汁単品でも『みそ汁』をつけることは可能です」
運営会社「松屋フーズホールディングス」は、弁護士ドットコムニュースの取材に次のように説明した。
「松屋では、店内飲食の場合、メインメニュー(『牛めし』など)には、『みそ汁』が無料でつくようになっております。
(1)メインメニュー+豚汁「変更」を注文→「『みそ汁』を『豚汁』に変更してご提供しております。
(2)メインメニュー+豚汁「単品」を注文→「『みそ汁』に加えて、『豚汁』を追加してご提供おります。
ただ、(1)でご注文された場合でも、ご希望であれば、『みそ汁』をお付けすることは可能となっております」
●実際に試してみると…本当に「3品」が提供された
つまり、メインメニューを頼めば、「みそ汁」がついてくる"権利"は「豚汁変更」でも「豚汁単品」でも失われることはない。
運営会社側の回答を踏まえて、弁護士ドットコムニュースの記者が実際に、店の券売機で「牛めし」と「豚汁単品」を購入してみたところ、店員に何も言わなくても、「みそ汁」が自動的についてきた。"裏ワザ"が成功したような気分になった。

牛めし、豚汁、みそ汁の3品がそろうと、どのように「理想の三角食べ」を実現すればよいか困った。うれしい悩みが生まれた。結局、牛めしと豚汁を交互に食べ終えてから、手付かずのみそ汁でしめた。

