●「医療観察法は虐待」当事者が語る現実
集会では、実際に医療観察法に基づいて強制入院を経験した当事者や、子どもが強制入院した家族も体験を語った。
東京都と北海道の病院に入院させられたという男性は、外部からの手紙を自由に受け取れなかったことなどを紹介。「人を疑うと、統合失調症の症状を疑われて退院できないと脅される。こういう実態をいつか話せると信じて耐えてきた。医療観察法でおこなわれているのは虐待以外の何ものでもない」と述べた。
また、息子が強制入院しているという男性は、事件に関する事実認定が重要視されず、本人の症状ありきで医療観察法が適用されたことなどを問題視。「医療観察法は適切な医療と社会復帰を目指すのが目的のはずだが、現在まで担当医の処方は社会復帰を目指すものとはいえない医療処置です。ただ病院に入れておくだけの刑罰に等しい、薬を使った虐待です」などとうったえた。

●「ようやく当事者の声がではじめた」
大阪精神医療人権センターの有我譲慶さんは、医療観察法の立法時から反対する動きがあったことを振り返りつつ、「施行から20年が経って、ようやく当事者の声が出てきはじめた」と強調。法の廃止を改めて呼びかけた。

