捻挫と間違われやすい「舟状骨骨折」見分けるポイントと初期対応を医師に聞く

捻挫と間違われやすい「舟状骨骨折」見分けるポイントと初期対応を医師に聞く

舟状骨骨折の前兆や初期症状について

初期症状は骨折部の痛みを伴い、手関節や親指を動かすと痛みを感じます。腫れがみられることもありますが、他の部位の骨折と比較すると少ないのが特徴です。

痛みや腫れは時間と共に軽快しますが、舟状骨は血行が少ない骨であるため、修復するのに時間がかかる特徴があります。骨がくっつかないまま手や手首を動かしてしまうことで骨折部が偽関節化し、痛みが落ち着くまでにさらに時間がかかるケースもあります。

骨折後にうまく骨がつながらず偽関節と呼ばれる状態が生じると、手術を検討する必要もあるため、初期段階で正確に診断されることが重要です。

舟状骨骨折の検査・診断

舟状骨骨折はレントゲン撮影で骨折の有無を確認します。しかし、舟状骨は構造上、骨折線が映りにくい特徴があり、レントゲン撮影では判明しないケースもあります。

レントゲン撮影で診断が難しい場合は、CT撮影やMRI撮影によってより詳細な確認が可能です。
CT撮影は骨折線がより明確に確認でき、MRI撮影では骨折に伴う出血や炎症も確認できます。CT撮影やMRI撮影を用いることで、確定診断につながりますが、初期段階で目立った腫れや痛みがでなければおこなわないケースも多いです。

あわせて圧痛や動作時痛などの臨床所見も確認します。舟状骨骨折は親指を反ったときに親指と手首の間にあるくぼみ(解剖学的嗅ぎタバコ入れ)に圧痛があることが特徴です。また親指や手首を反ったときも舟状骨に負担がかかるため痛みが生じます。

配信元: Medical DOC

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