初心者の自己流でも秋のアオリイカは釣れるのか?【若狭湾】

初心者の自己流でも秋のアオリイカは釣れるのか?【若狭湾】

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今さらながら、わりと最近エギングを始めたこの哀れな語り部(←筆者のことです)。でも、エギングタックルを購入したり、本や動画を見て勉強したりはしない。やる気がない…わけではない。釣果だけでなく、自己流での発見や上達を楽しむのが目的である。それでも釣れるのか!?

四半世紀ぶりにアオリイカを釣った

語り部が初めてアオリイカを釣ったのは2000年9月、南フランスのアンティーブという港町だった。当時、シーバスでも狙っていたのか、昼間の港でラパラのCD7を投げていたらリトリーブ中に何度もアタリがあり…なんとそれがアオリイカ。ピックアップ中の空中のルアーにもアタックしてくるほどルアーに対してアグレッシブだった。あのとき、エギを持っていたら恐ろしい入れ喰いだったんだろうな…。

四半世紀ぶりに釣ったのが去年の6月こと。琵琶湖西岸の自宅から車で1時間ちょい、敦賀半島周辺の漁港でエギングをやってみたら、ナイスなアオリイカが釣れたのだ。去年の秋、今年の春はいろいろあって行けなかったが…この秋は何度かやってみるつもりだ。

しかし、エギング専用のタックルを買ったりはせず、手持ちのバスタックルでやってみるのは去年と変わらず。やり方も自己流というか、釣り方を自分で開拓して行くのもひとつのテーマだったりする(とはいえ、エギを使う時点でかなり絞れてはいるのだが…)。

というわけでまずは初秋のシーズン、国道303号を通って若狭湾へと車を走らせた。

エギングに使用したタックル。ロッドは7F.T.エターナルSDS-700STLLM-FTW(セディション)、リールはコンプレックスXR2500F6HG(シマノ)、ラインはアップグレードX8 0.6号(よつあみ)、リーダーはグランドマックス 2号(クレハ)。 ©望月俊典
エギングに使用したタックル。ロッドは7F.T.エターナルSDS-700STLLM-FTW(セディション)、リールはコンプレックスXR2500F6HG(シマノ)、ラインはアップグレードX8 0.6号(よつあみ)、リーダーはグランドマックス 2号(クレハ)。 ©望月俊典
エギは定番と思われるエギ王ライブ(ヤマシタ)。秋なので2.5号をチョイスした。 ©望月俊典
エギは定番と思われるエギ王ライブ(ヤマシタ)。秋なので2.5号をチョイスした。 ©望月俊典

エギングは自己流にこだわりたい

今年の9月8日はまだ夏だった。日中はあまりに暑いので、18時から20時くらいまでの2時間くらいの釣行にすることにした。

釣行先は小浜市のとある漁港。琵琶湖西岸の自宅からは国道303号を通って1時間ちょいで着く距離である。

港へ着くと、平日だというのにまあまあ釣りをしている人がいる。
挨拶をして空いているスペースに入り、エギ王ライブの2.5号を沖へとキャストした。あまり深くないのだろう、20秒ほどで着底した感じがした。
着底したら、ロッドを下に構えたまま3~4回やや強めのショートジャークを加える。

エギングの場合、ロッドを上方向に大きく、かつ柔らかくしゃくりながらリズミカルにリールを巻く…というスタイルをよく見かける。しかしながら、(完全に個人の感覚でしかないのだが)ここだけの話、あの独特のしゃくりの動きが…なんとも恥ずかしくて真似ができないのだ。

結局のところ、左右にエギをダートさせればいいんでしょ?…と思っているので、水中の見えるところにあるエギを動かしながら自己流のロッドアクションを探っていたりする。
あと、まずはボトム付近でダートをさせ続け、釣れなければだんだん上の方に上げてくればいい、という考え方なので、まずはロッドティップを下げて、というのもある。

すると、開始15分後、ゴミでも引っ掛けたような感じでロッドが重くなった。巻いてみると、小さなアオリイカが釣れていた。

今年は成長が遅いのか、見えるアオリイカもサイズが小さく、エギへの反応が悪いように思う。結局、その後はアタリもなく、他の誰も釣れていないのもあって、19時半には引き上げてしまった。

バスロッドでエギをキャストする語り部。個人的にはそんなに飛ばす必要はないと感じることが多い。 ©望月俊典
バスロッドでエギをキャストする語り部。個人的にはそんなに飛ばす必要はないと感じることが多い。 ©望月俊典
語り部的にはあまりエギを浮かせたくないというのもあって、アクションはロッドを下げて行うことが多い。素人なりの試行錯誤である。 ©望月俊典
語り部的にはあまりエギを浮かせたくないというのもあって、アクションはロッドを下げて行うことが多い。素人なりの試行錯誤である。 ©望月俊典
この堤防には新しい墨跡が多く、期待も高まる。 ©望月俊典
この堤防には新しい墨跡が多く、期待も高まる。 ©望月俊典
今年初のアオリイカ。小さいが、ラッキーな1杯だった。 ©望月俊典
今年初のアオリイカ。小さいが、ラッキーな1杯だった。 ©望月俊典

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