”手のひらの硬結”は「デュピュイトラン拘縮」が原因? 進行の仕組みと鑑別ポイントを医師に聞く

”手のひらの硬結”は「デュピュイトラン拘縮」が原因? 進行の仕組みと鑑別ポイントを医師に聞く

眞鍋 憲正

監修医師:
眞鍋 憲正(医師)

信州大学医学部卒業。信州大学大学院医学系研究科スポーツ医科学教室博士課程修了。日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本医師会健康スポーツ医。専門は整形外科、スポーツ整形外科、総合内科、救急科、疫学、スポーツ障害。

デュピュイトラン拘縮の概要

デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)は、手のひらにある手掌腱膜(しゅしょうけんまく)という線維性の膜組織が伸びなくなり、手指が動かなくなる進行性の疾患です。手掌腱膜に硬結(こぶのようなもの)ができ、徐々に皮膚がひきつって動かしにくくなり、手指や手のひらに特徴的な変形が生じます。薬指と小指に発症しやすく、男性の方が多い傾向にありますが原因はわかっていません。

デュピュイトラン拘縮は手指の筋肉は正常で握力も問題なく発揮できます。腫瘍や腱の断裂との鑑別が必要ですが、特徴的な手の硬結と指の変形が起こるため、視診にて判断できることが多いです。

デュピュイトラン拘縮

デュピュイトラン拘縮の原因

デュピュイトラン拘縮の原因は判明していません。高齢男性や糖尿病、高血圧の人に多く見られる傾向があります。手掌腱膜に繰り返される小さな外傷や遺伝的要素が原因で起こる可能性も考えられています。硬結は、血流障害によって手掌腱膜を貫く手掌最小動脈に血栓ができ、組織が繊維化することによって生じます。

配信元: Medical DOC

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