インプラント手術後の過ごし方|経過や注意点、普段の生活に戻るまでの流れを解説

インプラント手術後の過ごし方|経過や注意点、普段の生活に戻るまでの流れを解説

インプラント手術後|普段の生活に戻るまでの過ごし方

手術当日を乗り切った後も、しばらくは普段の生活に徐々に戻していく期間が続きます。無理のない範囲で日常生活を再開しつつ、引き続き注意が必要なポイントを押さえておきましょう。この章では、普段の生活に戻るまでの期間の目安と、術後2日目以降の飲食や生活上の注意点について解説します。

普段の生活に戻るまでの期間の目安

インプラント手術後、だいたい1週間ほどで大まかな腫れや痛みが落ち着き、日常生活にほぼ支障がなくなるケースが多いです。軽度の手術であれば、術後翌日から通常の仕事や生活に復帰する方もいらっしゃいます。

一方、多数のインプラントを埋入した場合や、骨造成など付随処置を行った場合は、顔が腫れることがあります。この場合、見た目の腫れは手術直後よりも翌日以降にピークを迎えることが多く、腫れが引いて外見が落ち着くまでに1週間程度かかるでしょう。腫れがある間は人前に出るのを控えたいという場合は、1週間程度は無理をしない予定を組むとよいでしょう。

歯科医院では通常、術後1〜2週間後に抜糸(縫合糸の除去)のための受診が予定されています。抜糸が終われば傷口もかなり安定し、日常生活への制限もほとんどなくなります。

参照:『インプラント』(日本歯科医師会)

インプラント手術2日目以降の飲食

術後2日目からは、少しずつ食事の内容も通常に近づけていくことが可能です。ただし、まだ傷口が完全には治っていないため、無理は禁物です。引き続きやわらかめの食品を中心に摂りつつ、徐々に普段の食事に戻していきます。

術後2〜3日間は、基本的に手術当日と同様の食事に留める方がよいでしょう。術後1週間が経過し抜糸が完了した後は、徐々に普通の食事に戻せる場合が多いです。傷口が完全に塞がり、噛んでも痛みがなければ、硬めの食品も少しずつ試してみるとよいでしょう。ただし、インプラントが骨と結合するまでの数ヶ月間は、過度な力がかかる動作は避けた方が望ましいです。

インプラント手術2日目以降の生活

術後2日目以降は、日常生活も徐々にもとに戻していきます。しかし、完全にもと通りというわけではなく、1週間程度は安静第一で過ごすことがインプラントの定着を助けます。

手術翌日から仕事や家事を再開する場合も、無理は禁物です。特に激しい運動や重労働は術後1週間ほど控えてください。運動により血行が促進されると、傷口の痛みや出血・腫れが悪化する可能性があります。ジョギングやジムでのトレーニングはもちろん、重い荷物を運ぶような肉体労働も避けましょう。

デスクワークなど身体に負担の少ない仕事であれば、術後翌日から復帰する方もいます。一般的には術後の仕事や家事に明確な制限はありませんが、調子が悪い場合や出血や痛みがある場合は無理をしないでください。

インプラントの定着を促す習慣

インプラントを長持ちさせるためには、手術直後のケアだけでなくよい習慣を身につけることが大切です。特にインプラントと骨が結合するまでは、生活習慣に注意を払いましょう。ここでは、インプラントがしっかり定着するのを促すための習慣をいくつか紹介します。

インプラントが定着するまでは禁煙を徹底する

インプラントと骨が結合して安定するまでの期間は特に禁煙が重要で、この間に喫煙を続けると骨結合(オッセオインテグレーション)が阻害されてしまう可能性があります。インプラントの成功率を高めるため、最低でもインプラントが定着するまでは禁煙を徹底しましょう。

歯ぎしりや食いしばり癖がある場合はマウスピースを使用する

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、就寝時にマウスピースを使用することを検討してください。歯ぎしりや強い食いしばりは、天然の歯にも大きな負担ですが、インプラントにも同様に過度な力を与えてしまいます。インプラントは骨と結合して固定されていますが、強すぎる力が繰り返しかかると、インプラント本体に微細なダメージが蓄積したり、被せ物が破損したりするおそれがあります。

硬いものを頻繁に噛まない

インプラント治療後は、硬い食べ物や物を噛み砕く習慣を見直すことも大切です。インプラント自体はとても強固ですが、それでも天然歯と同様に過度な力が加われば問題が生じる可能性があります。特に注意したいのは、氷や飴玉などの極めて硬いものをガリガリ噛む行為です。これはインプラントの被せ物の破損や、最悪の場合インプラント体のゆるみにつながるおそれがあります。

適切な口腔ケアを実施する

インプラントを長期にわたり健康に保つには、毎日の適切な口腔ケアが不可欠です。朝晩の歯磨きを丁寧に行うことが基本です。また、インプラントが入っている部分の歯茎は特に汚れが溜まりやすいので、やわらかめの歯ブラシでマッサージするように磨きます。加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、インプラント周囲の細かいプラークもしっかり除去しましょう。

歯科医院で定期的なメンテナンスを受ける

インプラント治療後は、定期検診とメンテナンスを継続して受けることも忘れてはいけません。インプラントは入れて終わりではなく、その後のアフターケアがインプラントを長持ちさせるには大切です。手術をした歯科医院で推奨される間隔で、定期検診を受けるようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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