「お腹が鳴る人とならない人の違い」は何?医師が鳴る原因や対処法を解説!

「お腹が鳴る人とならない人の違い」は何?医師が鳴る原因や対処法を解説!

すぐに病院へ行くべき「お腹がなる」症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

お腹が鳴って激しい痛みや嘔吐、発熱がある場合は、消化器内科へ

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。お腹の音だけでなく、激しい腹痛、吐き気、嘔吐などを伴う場合は警戒が必要です。また、お腹がパンパンに張っているのにおならや排便がない場合や、便通異常(下痢や便秘)を繰り返している場合も、過敏性腸症候群や大腸の病気が潜んでいる可能性があります。また腸閉塞などの腸が詰まりかけている状態でも、お腹が活発荷動き、お腹の音が大きくなる場合があります。特に激しい吐き気や嘔吐を伴い、膨満感がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

「お腹が鳴る」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「お腹が鳴る」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群はストレスや生活リズムの乱れが引き金となり、腸の動きが過剰に活発になったり、逆に弱くなったりする病気です。腹痛や下痢、便秘、ガスが溜まりやすいなどの症状が特徴で、お腹の音も強く出ることがあります。治療には生活習慣の改善、薬物療法、ストレスケアが用いられ、症状が長く続く場合は消化器内科への受診が推奨されます。

急性胃腸炎

ウイルスや細菌の感染により、胃腸に急性の炎症が起こる病気です。強い腹痛、下痢、吐き気を伴うことが多く、腸の動きが乱れることで音が鳴る場合があります。脱水を起こす可能性があるため、水分補給が重要で、症状が強い場合は早めに消化器内科を受診しましょう。

腸閉塞

腸のどこかで通り道が塞がれ、食べ物やガスが流れなくなる状態です。お腹が張って音が鳴らなくなったり、逆に前段階として腸の動きが激しくなり音が聞こえるケースもあります。強い腹痛や吐き気を伴うことが多く、緊急性の高い病気のため、外科や救急外来での診察が必要です。

クローン病

クローン病は腸に慢性的な炎症が起きる原因不明の病気で、下痢や腹痛を繰り返すのが特徴です。腸が敏感になり、音が鳴りやすくなる可能性があります。治療には薬物療法や食事療法が中心で、症状が続く場合は消化器内科での継続的な診療が求められます。

大腸がん

大腸がんでは、腸の通りが狭くなることでガスが溜まりやすくなり、腸の動きとともに鳴る音が増えることがあります。ただし、大腸がんは早期には症状が出にくく、血便や体重減少、便の形の変化などを伴うことがあるため、異常があれば早めに検査を受けることが重要です。40歳以上では大腸がん検診を受けることをおすすめします。

お腹を鳴らさない方法はある?

軽食や水分補給で抑える

空腹時のお腹の音は、水分や少量の食事を摂ることで収まることがあります。胃に食べ物が入ると空腹期収縮が止まり、収縮の強さが弱まるためです。

食事のリズムを整える

規則正しい食事時間を保つことで、胃腸のリズムが整い、お腹の音が鳴るタイミングも安定します。生活の中で食事が不規則になると、胃腸の準備運動が予測できないタイミングで起こるため、音が鳴りやすくなります。

ストレス軽減・リラックス

ストレスによって自律神経が乱れると、腸の動きが不安定になります。深呼吸や軽い運動、十分な睡眠などで心身をリラックスさせることが、お腹の音を減らすことにもつながります。

「お腹が鳴る人とならない人の違い」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「お腹が鳴る人とならない人の違い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

お腹がなりやすい人にはどういった特徴があるのでしょうか?

齋藤 雄佑(医師)

空腹を感じやすい体質の人、早食いや炭酸飲料をよく摂る人、腸の動きが活発な人は音が鳴りやすい傾向があります。また、ストレスを感じやすい人も自律神経の乱れによって音が出やすくなります。

お腹が鳴ると恥ずかしいので抑える方法はありますか?

齋藤 雄佑(医師)

少量の水分や食べ物を摂る、食事リズムを整える、ストレスを減らすなどが効果的です。特に大事なのは、食事のペースをゆっくりにし、空気を飲み込みすぎないことです。

お腹が鳴りやすい人は鳴らない人よりも痩せやすい体質ですか?

齋藤 雄佑(医師)

お腹が鳴りやすいことと痩せやすさには直接の関係はありません。音は胃腸の動きによる現象で、脂肪燃焼とは別のメカニズムです。ただし、空腹を適切にコントロールしやすい人は、結果的に体重管理がうまくいく場合があります。

まとめ お腹が鳴るときは心配しすぎないことが大切

お腹が鳴ることの多くは、胃腸が元気に働いている証拠です。病気である可能性は低く、日常的な現象として考えて問題ありません。ただし、強い腹痛や嘔吐、血便、発熱といった症状を伴う場合は病気のサインである可能性があり、早めの医療機関受診が必要です。食事のリズムを整え、ストレスをため込まない生活を心がけることで、お腹の音とうまく付き合っていくことができます。

「お腹が鳴る」症状で考えられる病気

「お腹が鳴る」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

消化器系の病気

過敏性腸症候群クローン病潰瘍性大腸炎

虚血性腸炎

大腸がん感染性腸炎急性腸炎

お腹がなる症状に加え、下痢や便秘、血便などが伴う場合、これらの病気に関連している可能性があります。消化器科での詳しい検査をおすすめします。

「お腹が鳴る」に似ている症状・関連する症状

「お腹が鳴る」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

便秘

下痢

血便

嘔気・嘔吐

腹部膨満

腹痛

これらの症状は特定の疾患の可能性を示唆するものではありませんが、症状が続く場合は病気と関連している可能性があります。気になる症状がある場合はお近くの消化器科でご相談ください。

【参考文献】
・機能性消化器疾患|過敏性腸症候群(IBS)診療ガイドライン2020年
・日本消化器病学会 炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン 2020年

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配信元: Medical DOC

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