【東京・西麻布】モフモフで自由な猫の哲学。マレーシアの人気作家カムウェイ・フォン個展が開催

極上のモフモフ感を持つ自由な猫の世界を感じる

《Bonding No.2 》 Courtesy of Kamwei Fong《Bonding No.2 》 Courtesy of Kamwei Fong

黒のミクロ顔料インクのみを使用し、気が遠くなるような無数の細い線を重ねて描かれるカムウェイ・フォンの作品。本展は、日本では過去最大規模の出展数となり、彼が長年探求してきた「The Furry Thing(モフモフの生きもの)」シリーズの原画を間近で目撃できる貴重な機会です。

黒インクの集積が生む「息づかい」と「体温」

《Bonding No.4》Courtesy of Kamwei Fong《Bonding No.4》Courtesy of Kamwei Fong

《Kitty No.24》Courtesy of Kamwei Fong《Kitty No.24》Courtesy of Kamwei Fong

カムウェイ・フォンの作品の最大の特徴は、そのテクスチャーにあります。

デジタル画面越しに見ても伝わる「モフモフ感」ですが、原画を前にした時の衝撃は別格です。一本一本の線は極めてミニマルでありながら、それらが数千、数万と重なり合うことで、まるでそこに体温を持った生き物が鎮座しているかのような質量感が生まれます。

使われているのは黒のインクのみ。色彩に頼らず、線の密度と余白のバランスだけで、柔らかい毛並みの手触りや、筋肉の動き、そして静謐な空気感までをも表現しています。近くで見れば緻密な線の集合体、離れて見れば温かい命の塊。その視覚的なマジックは、鑑賞者を静かに、しかし強力に作品世界へと引き込みます。

配信元: イロハニアート

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