胃がんの代表的な症状
みぞおちの痛み
胃がんは早期では症状が無いことも多いです。進行すると、潰瘍を形成したり、胃の外側の漿膜までがんが到達することで痛みが出ることもあります。しかし、このような痛みは胃がんで特徴的ではなく、胃潰瘍などのほかの病気でもみられることもあるため注意が必要です。みぞおちの痛みが出た場合には消化の良いものを摂取し、痛みが1週間以上持続する場合には消化器内科を受診して相談をしましょう。しかし、痛みが強い時や黒い便が出る場合、ふらつきなどの症状がある場合には早急に受診することをお勧めします。
胃の不快感、吐き気、食欲不振
胃がんの症状として、胃の不快感や吐き気を訴える場合もあります。また、食欲もなくなり体重が減少することも少なくありません。これらの症状は、他の消化器疾患でも起こる場合があり、胃がん特有の症状ではありません。一時的であれば、消化の良い食事で経過をみても良いですが、持続する場合には消化器内科で相談をしましょう。
また、食事制限をしていなくとも体重が減少することもあります。このような体重減少は、がんや甲状腺機能亢進症など治療が必要な病気が隠れている可能性があります。体重減少を伴う場合には、早めに受診して相談する方が良いでしょう。
黒い便、貧血
胃がんに伴い、出血がみられることも少なくありません。胃からの出血の場合、胃酸により血液が酸化されて黒くなり、黒色便がみられることもあります。また、少量の出血が続くことで貧血が進行することもあります。血液検査で貧血が進行する場合には、かかりつけ医に相談をしてみるのも良いでしょう。
胃がんの主な原因
ピロリ菌の感染
ヘリコバクターピロリ菌の感染が胃がんの発症に影響していることが分かっています。ピロリ菌陽性者の胃がんのリスクは陰性者の5.1倍と報告されています。このため、ピロリ菌が陽性である場合には、胃がんの発生に気をつけなければなりません。
生活習慣の乱れ
胃がんの危険因子は喫煙やアルコールの多飲です。また、食事では塩分過多や塩蔵食品を多く摂ることがリスクとなります。そのほかにも男性ではBMI27以上と肥満があると、BMI23~25のグループと比較して1.23倍胃がんになりやすいことが報告されています。このように、生活習慣により胃がんのリスクが増加することが分かっているため、気をつけなければなりません。

