胃がんの予防法
ピロリ菌除菌
前述のように、ピロリ菌の感染が胃がんのリスクとなる事が分かっています。また、ピロリ菌を除菌することで、非除菌群と比較して胃がんのリスクが0.42と有意に低下することが分かりました。このことからも、万が一ピロリ菌感染が判明した場合には、除菌をおこなうことが胃がんの予防となるといえます。しかし、除菌後も完全に危険性がなくなったわけではありません。定期的な胃がん検診を行うようにしましょう。
生活習慣の見直し
禁煙・節酒はもちろんのこと、減塩などバランスの良い食事をすること、適度な運動、適正体重を保つことも胃がんの予防となります。生活習慣の見直しを行うようにしましょう。
定期的な胃がん検診
胃がんは症状がなく、初期ではわかりづらいです。しかし、初期に発見することが非常に大切です。定期的に胃がん検診を受けるようにしましょう。
「胃がんにかかる年齢」についてよくある質問
ここまで胃がんにかかる年齢を紹介しました。ここでは「胃がんにかかる年齢」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
20代・30代で胃がんを発症する確率は高いのでしょうか?
和田 蔵人 医師
20代、30代の若年層での胃がんの発生率は決して高くないです。しかし、スキルス胃がんは20代で発生することが多いと言われています。若くても、胃の調子が持続的に悪い場合には、早めに消化器内科を受診しましょう。
胃がんの罹患率が高い年齢層について教えてください。
和田 蔵人 医師
胃がんの罹患率は50代以降に増加し始め、80代でピークを迎えます。50代以降では特に、胃がん検診を定期的に受けるようにしましょう。
まとめ
胃がんは日本において3番目に多いがんです。50代以降に罹患率が徐々に増加します。早期に発見できれば、予後は良いですが、がんが進行すると生存率が低下します。そのため、早期に発見し治療を開始することが大切であると考えられます。
また、予防することも大切です。禁煙、節酒、バランスの良い食事をし、減塩するように努めましょう。また、ピロリ菌の感染がある場合には除菌することも大切です。その上で定期的に胃がん検診を受けましょう。
「胃がん」と関連する病気
「胃がん」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
消化器系
胃・十二指腸潰瘍
胃炎
膵炎
胆のう炎
胃食道逆流症大腸がん胃がんと似たような症状が上記の様な病気でもみられることがあります。症状のみでは病気を区別することはできません。気になる症状が持続する場合には消化器内科を受診しましょう。
「胃がん」と関連する症状
「胃がん」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
みぞおちの痛み
胃の不快感
吐き気食欲低下
貧血
体重減少
胃がんは初期では、症状が無いことが多いです。しかし、胃がんが進行すると上記の様な症状がみられることもあります。しかし、胃がんのみで起こる症状ではないため、これらの症状が持続してみられる場合には、消化器内科で相談をしましょう。
参考文献
胃がん(国立がん研究センター)
ヘリコバクター・ピロリ菌除菌と胃がんリスク(国立がん研究センター)
日本人における飲酒と胃がんリスク(国立がん研究センター)
あわせて読みたい
- 「胃ポリープを放置する」とがん化する可能性はあるのか?原因も医師が解説!
──────────── - 「腹部エコー検査でわかること」とは?メリット・デメリットも医師が解説!
──────────── - 「大腸カメラ」は痔があると受けられない? 検査の痛みは? 注意点を医師が解説!
────────────

