犬は人間のように『時間』の感覚があるの?どうやって判断しているの?生活リズムを整えるためにできることまで

犬は人間のように『時間』の感覚があるの?どうやって判断しているの?生活リズムを整えるためにできることまで

犬はどのようにして「時間」を判断しているの?

子犬と時計

犬は人間のように時計の文字盤を見て時間を判断しているわけではありませんが、主に次の3つの要素から「時間の流れ」や「次に何が起こるか」を正確に把握しています。

体の中の「体内時計」

犬の体の中には、私たちと同じように「サーカディアンリズム」という生物的なリズムが備わっています。これは、光の明るさなどによって調整される、約24時間周期の体のリズムです。

この体内時計によって、朝になると目が覚めたり、おなかが空いたり、夜になると眠くなったりといった生活のサイクルが生まれます。

この生まれ持った体のリズムが、犬が次に何が起こるかを予測する基本になっているのです。

周りの環境の変化

犬は、私たち人間が意識しないような周囲の微妙な変化を鋭く感じ取ることで、時間の流れを把握していると考えられています。

例えば、太陽の光の強さや差し込む角度が徐々に変わっていくこと。これは、朝から昼、夕方へと時間が経過しているサインとして犬に認識されます。また、室温や湿度の変化、そして空気中に漂う匂いの変化も重要な手がかりです。

例えば、家族が帰宅する少し前の時間になると、外の特定の匂いが強くなったり、空気の流れが変わったりといった変化を犬は察知し、「もうすぐ飼い主が帰ってくる時間だ」と予測するのです。

このように、犬は五感をフルに使って環境の変化を読み取り、体内時計と照らし合わせながら「今、だいたい何時頃か」を判断しています。

飼い主のルーティンを覚えている

犬が時間を判断するために、飼い主の日々の行動パターン、つまり「ルーティン」を完璧に記憶していることがあります。

例えば、「朝7時にはごはんがもらえる」「8時には散歩に連れて行ってもらえる」「夜10時には飼い主が寝る準備を始める」といった一連の流れを、犬は出来事の順番としてしっかりと覚えているのです。

このルーティンは、犬にとって非常に予測しやすい「時間割」のようなものです。もし飼い主がいつもより遅く起きたとしても、犬は「あれ、もうごはんの時間なのに飼い主が動かない」と感じ、「いつもと違う」と認識します。

このように、犬は特定の行動と、その行動が起こる時間帯をセットで記憶し、その記憶と現在の状況を比較することで、「今がその行動の時間かどうか」を判断し、あたかも時間を理解しているかのように行動するのです。

愛犬の生活リズムを整えるために飼い主ができること

ご飯を待つ犬

犬が毎日を安心して過ごすためには、飼い主が意識して生活に「規則性」を与えることが大切です。

毎日決まった時間に「ご飯」と「散歩」

犬の体内時計とルーティン記憶を助ける最も簡単な方法は、ご飯と散歩の時間を毎日なるべく同じ時間帯にすることです。これにより、犬は「この時間に良いことが起こる」と安心し、精神的に落ち着きます。

完璧な時間でなくても、例えば「朝7時〜8時の間」のように余裕を持った時間帯を決め、それを守るだけでも効果があります。規則正しい生活は、犬のストレスを減らし、病気の予防にもつながります。

「始まり」と「終わり」をわかりやすくする

犬が次の行動を予測しやすくするために、遊びや散歩などの活動には必ず「合図」をつけましょう。例えば、散歩に行く前に「行くよ!」と声をかけたり、遊びが終わる時に「おしまい」と言っておもちゃを片付けたりするのも有効です。

この「けじめ」が、犬が今何をすべきか、次に何が起こるかを理解する助けとなり、一日の流れをよりスムーズに把握できるようにします。

寝る場所と遊ぶ場所を分ける

犬が「ここはリラックスして眠る場所」「ここは活発に遊んで良い場所」という区別を覚えることで、体のリズムがより整えやすくなります。

寝る場所は静かで安心できる場所に、遊ぶ場所は広くて動きやすい場所に設定してあげましょう。これにより、犬はそれぞれの場所に合わせて体のスイッチを切り替えることを学び、夜はぐっすり眠り、日中は元気に活動できるようになります。

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