運動不足にはリスクがたくさん! 猫の運動量を効率的に増やすコツを獣医師に聞いた!

猫が運動不足になると、病気や不調につながるおそれがあるため、飼い主さんが意識して運動の機会を与えてあげることが大切です。

そこで今回は、猫の運動不足がもたらすリスクと、猫の運動量を効率よく増やす方法について、獣医師の藤井仁美先生に教えていただきました。

猫の運動不足がもたらすリスクとは
アメリカンショートヘアのトムくん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

運動不足の状態が続くことでとくに心配なのが、肥満になることです。

肥満は糖尿病や心臓病、関節炎などの病気を引き起こす原因になるほか、太って動くのが面倒になると、なおさら運動をしなくなるという悪循環に陥りやすくなります。愛猫が「肥満」と診断されたら、獣医師の指導のもと食事や運動習慣の見直しが必要です。

ストレスで問題行動を起こすことも


本来、猫にとって「運動すること」≒「獲物をとること」。そのため、十分に運動ができていないと、狩猟本能が満たされず、ストレスを感じてしまうことも。

急に走り回る、イタズラをする、攻撃的になるといった行動が見られたら、ストレスを抱えている可能性があるので、いつもより運動量を増やすなどして改善を図りましょう。

効率よく運動を取り入れるなら「食事のタイミング」がおすすめ
ゴハンを食べる鈴ちゃん
引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

生活のなかに効率よく運動を取り入れるなら、食事のタイミングが効果的。「食べ物にありつきたい」というモチベーションから、体を動かそうとする可能性が高くなるので、自然と運動させることができるでしょう。

器を高めの場所に置いて上らせる


ふだん床に置いているフードの器を、台やイスなどの少し高い場所に置くことで、食事のたびに上下運動をさせられます。ただし、シニア猫や肥満の猫などは、段差が大きいと体に負担がかかるほか、諦めてしまいやすいので、簡単に上れる高さの場所に置くようにしましょう。

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