里香は自宅開催を拒否し、ゴミや片付けの負担、爆音おもちゃの件を正直にぶつける。ママ友の雅子は心から謝罪し、静香も図々しさを認めて…。
覚悟を決めて、今までのモヤモヤを告白
「あのさ、ごめんね、ちょっと真面目な話なんだけど……」
私の言葉に、静香ちゃんと雅子ちゃんは少し戸惑った様子で黙り込みました。静香ちゃんは手に持っていたジュースのパックをテーブルに置き、雅子ちゃんは不安そうな目で私を見つめます。空気が一気に張り詰めます。
私は深呼吸をして、覚悟していた言葉を思い切りぶつけました。
「あのさ、次からはママ会、うちじゃない場所でも開いてほしいんだよね。毎回うちで集まるのは、ちょっと正直、負担なんだ」
静香ちゃんが
「里香ちゃんちは広いからいいかなって…」
と、またいつもの理由を口にしようとしますが、私はさらに続けました。
「場所を提供するのはもちろんなんだけど、ゴミや洗い物もすごい量で、ちょっと負担が大きすぎるんだ。おもちゃも自由に使ってもらっていいんだけど、今は下の子のお昼寝中だと起きちゃうからちょっと困ってるし…」
私はすべて正直に伝えました。もう友達との距離ができてもいい、という気持ちで。私の言葉を聞いて、最初に動いたのは雅子ちゃんでした。彼女は顔を真っ赤にして、持っていたカフェオレのマグカップを静かにテーブルに置きました。
ママ友たちの素直な気持ち
雅子「そうなんだ。本当にごめんね。私、自分の家が狭いのを理由にして、里香の優しさに完全に甘えてた。そこまで負担に感じさせてたなんて、気づいてなかったよ。ドリンクも、里香がいつも用意してるから、つい当然みたいに飲んじゃって……本当にごめん」
雅子ちゃんは目に涙を浮かべ、何度も謝ってくれました。彼女の素直な反応に、私は少し救われました。静香ちゃんは最初はピンときていないようでしたが、だんだんと理解をしてくれたようで、ぽつりぽつりと口を開いてくれました。
「……私もごめん。片付けのこともそうだし、子どものことも、つい里香ちゃん任せにしてたよ。本当に反省してる」
静香ちゃんも、自分の言動が図々しかったことを認めてくれました。2人とも反省してくれたことが、その表情から伝わってきます。私は今後について提案しました。
「2人と遊ぶのは楽しいし子どもたちも楽しみにしていることだから続けたいの。だから今後は、家に集まるのはもう少し回数を減らして、公民館の和室を借りるとか、カラオケルームを使ってみるとかどうかな?最近は子連れでママ会も流行ってるみたいだし」
2人はすぐに賛成してくれました。
「それ、いいね!私も探してみる!」
「お金かかるって言っても、割り勘なら全然平気。場所代を割り勘する方が、みんなすっきり遊べるもんね」
思っていることをきちんと伝えるのは、本当に勇気のいることでしたが、こんなにもすぐ、そして建設的に解決に向かうなんて、正直驚きでした。優一が言っていた通り、私が言わなかっただけだったんですね。

